2020.01.10
12月26日(現地時間25日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツによる一戦は、116-104でウォリアーズが制した。
このスケジュールが組まれた時点で、5年連続でウェスタン・カンファレンスを制しているウォリアーズと、過去2年連続プレーオフでウォリアーズと激突しているロケッツによる対戦カードは、大きな注目を集めていたことは間違いない。
だが現在のウォリアーズはウェスト最下位に沈んでおり、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンがケガのため不在という状況。ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックという超がつくほどのバックコートデュオを擁するロケッツが圧倒的有利かと思われた。
とはいえ、試合はロケッツ4点リードの68-64で迎えた後半に、ウォリアーズが52-36で圧倒。第4クォーターにロケッツが逆転する場面もあったが、ホームの大歓声も味方して見事勝利。「今シーズンの我々は、これ以上のビッグゲームでプレーすることはないだろうね。ロケッツ相手に全米中継というのは、このチームにとって大きな意味がある」とスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が語ったように、ウォリアーズはクリスマスゲームで大きな自信を得たと言っていい。
勝利を収めたウォリアーズは、デイミオン・リーが22得点にキャリアハイの15リバウンド、後半だけで16得点を奪ったドレイモンド・グリーンが20得点11リバウンド、ディアンジェロ・ラッセルが20得点。さらにグレン・ロビンソン3世が18得点、ウィリー・コーリー・スタインが10得点2スティール4ブロックを残した。
今後もカリー不在という苦しい状況に変わりはない。「俺たちにとって、今シーズンは本当に挑戦のシーズンになっている」と語るグリーンだが、「クリスマスゲームで非常に優れたバスケットボールチームを相手に勝利できたことはいい気分だね」と喜んだ。
一方のロケッツは、ウェストブルックがゲームハイの30得点に12リバウンド5アシスト、ハーデンが24得点6リバウンド11アシスト3スティール、ダヌエル・ハウスJr.が18得点、クリント・カペラが10得点11リバウンドを奪うも、連勝は4でストップ。
「俺たちはこの試合で、何度も(逆転できる)いい機会があったが、それを活かせなかった。(敗因は)すごくシンプルなこと」とハーデンが言えば、マイク・ダントーニHCも「どんな理由があったにせよ、我々はやるべきことを遂行しきれなかったということ。普段見せているエナジーをプレーで見せることができなかった」と潔く敗因を認めていた。
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