2019.12.17

ロケッツがスパーズ相手に25点差を覆す大逆転劇! フランチャイズ新記録を樹立

ゲームハイの31得点をたたき出し、大逆転劇を演出したウェストブルック[写真]=Getty Images
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ウェストブルックとハーデンが爆発、ディフェンスでは後半を35失点に抑え込む

 12月17日(現地時間16日)にヒューストン・ロケッツのホーム、トヨタ・センターで行われたサンアントニオ・スパーズ戦は、第1クォーターを終えて21-35とロケッツが14点ビハインド。

 第2クォーター途中には25点差という屈辱的な大差をつけられ、前半を終えて53-72の19点差という劣勢。ジェームズ・ハーデンもフィールドゴール17投中成功わずか4本とショットがリムに嫌われていた。

「俺の自信が揺らぐことはない。たとえ20本中成功0本だろうとね。俺は常にアグレッシブにショットを打ち続ける。序盤にショットが入らなければ、チームメートたちがステップアップしてくれる」

 試合後、自信満々に語ったハーデンは、後半に12投中6本のショットを放り込み、終わってみれば28得点に8リバウンド7アシスト。

前半は大乱調だったハーデンだが、後半では高確率にショットを沈めて勝利に貢献[写真]=Getty Images

 ロケッツは後半に入って猛チャージを仕掛け、スパーズをわずか35得点に抑え込むと、オフェンスではハーデンだけでなくラッセル・ウェストブルックやベン・マクレモア、クリント・カペラPJ・タッカーらが攻めたて、最終スコア109-107で競り勝ってみせた。

 ゲームハイの31得点に10リバウンド4アシストを挙げたウェストブルックは、試合後に勝利したキーポイントについて聞かれると、無言で自身の胸を2、3度たたいた。

「他のチーム以上に勝利を求めなきゃいけないことがある。シンプルなことだ。ノープレー、ノーポゼッション、あるいはノーショットにすることで、ゲームの流れを変えることができるんだ」とウェストブルック。

 ロケッツは前半だけで72得点を記録したスパーズを35失点、フィールドゴール成功率26.7パーセントにシャットダウンするディフェンスとハートの強さで大逆転勝利を演出したのである。

 ハーデンとウェストブルックのほか、ロケッツではマクレモアが4本の3ポイント成功を含む17得点、カペラが15得点15リバウンド5アシスト3ブロック、タッカーが9得点11リバウンド2スティールと続いた。

 一方のスパーズは、ラマーカス・オルドリッジの19得点13リバウンドを筆頭に、計6選手が2ケタ得点を挙げたものの、2度の延長の末に辛勝した4日(同3日)のようにはいかず、ロケッツのリベンジに対する執念に圧倒される形となった。

4試合連続の延長戦というNBA記録を残したスパーズだが、この日はリードを守り切れずに惜敗[写真]=Getty Images

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