2020.02.07
今季はサイン&トレードでゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍し、新天地でキャリアハイ52得点をマークするなど活躍しているディアンジェロ・ラッセル。スコアリングとシューティング力を売りにしており、昨季オールスターに選出された23歳の加入は、過去5年間の輝かしいウォリアーズの王朝から続くであろう将来の“第二幕”への確かな布石になるはずだった。
だが現実は極めて苦しい展開となっており、今季は数多くの選手たちのケガと新加入した若手たちとのケミストリー構築に苦しみ、12月17日(現地時間16日)の時点で5勝23敗とウェスタン・カンファレンス最下位。また開幕前から現地メディアでは、ウォリアーズのラッセルの獲得とは、単にケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)を見返りなしに放出するのを避けるためであったという見解が示されていた。
さらにラッセルという有望な資産を利用して新たなトレードをするのではとささやかれていたが、のちに球団側はこれを否定。だが彼のトレードの噂はますます広まっていく一方で、先日はラッセル本人も一連の出来事に無駄な気力は注がず、球団のメンバーからできるだけ多くのこと学んでいると話している。
『NBC Sports Bay Area』によれば、ラッセルはウォリアーズという組織について、「ここにいる人たちは素晴らしい」とコメントしたそうだ。彼自身はひょっとしたらトレードされるかもしれない複雑な心境でありながらも、「彼らは勝利することに、いい人材を呼び込むことを熟知している。とても快活的だ」と評価しており、「僕は今ここにいる。長い期間この場所にいたいと思うよ」と胸中を打ち明けた。
ラッセルはシーズンが開幕する前に、チームのフランチャイズプレーヤーであるステフィン・カリーとともに練習していることが報道されていた。リーグのスーパースターから直接の指導を受けられることは、今後才能豊かなラッセルがさらなる覚醒をしていくうえで重要な要素となるはず。トレードの真相は不明だが、最終的には彼が成長を遂げられるシーズンを送ってもらいたい。
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