2019.12.25

レブロンとデイビス、ケガを押してクリスマスゲームに出場か?

今季レイカーズをけん引するレブロン(左)とデイビス(右) [写真]=Getty Images
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ケガに苦しむレブロンとデイビス

 2019-20シーズンは約2カ月が経過し、いよいよレギュラーシーズン注目試合の1つであるクリスマスゲームが12月26日(現地時間25日)に行われる。5つの対戦カードの中でも以前から注目されてきたのが、ロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズの一戦だ。25日(同24日)の時点で、レイカーズはレブロン・ジェームズアンソニー・デイビスを中心に24勝6敗でウェスタン・カンファレンス首位、クリッパーズはカワイ・レナードポール・ジョージを中心に22勝10敗で同4位に位置付けている。開幕戦の対戦ではクリッパーズが112-102で勝利。レイカーズは今回の再戦でリベンジを果たすと同時に、3連敗から脱したいはずだ。しかし、チームが勝利を望む中、ここまでケガをおして活躍してきたレブロンとデイビスのコンディションが懸念されている。

『ESPN』によれば、レブロンは胸筋と股関節の痛みに苦しんでおり、23日(同22日)のデンバー・ナゲッツ戦では今季初の欠場。開幕から衰えを感じさせないエネルギッシュな戦いぶりを披露していたが、遠征の多い12月は当初のような集中力や支配力が欠け、フリースローミスやターンオーバーを犯すなどの場面が多く見られている。また、昨季のクリスマスゲームで股関節を痛めており、夏の間に十分な治療を施してディフェンスに力を注げるほどに回復したと話していたが、ここにきて再び同じケガに苦しんでいる状態。本来のパフォーマンスを発揮できなくなってきているのは、ケガによる痛みが原因かもしれない。

今月でまもなく35歳になるレブロンは、衰えを感じさせないパフォーマンスを見せている [写真]=Getty Images

 また、シーズン序盤から右肩の慢性的な痛みに悩まされていたデイビスは、前回のナゲッツ戦で右ひざを痛めた。新天地で球団の偉大な選手たちに憧れ、野心的に試合に挑む彼は、ケガにきちんと対処できるなら試合に出場するという姿勢はレブロンと同様。攻守両方で絶大な影響力を誇るデイビスが仮に離脱となればチームにとって非常に厳しい局面となるが、プレーオフがまだ先である以上は無理をする理由もないはずだ。

 だがクリスマスゲームを控えた前日25日(同24日)の時点では、レブロンとデイビスは朝に練習を行ったと同メディアのエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が報じている。現在もレブロンは胸筋の痛み、デイビスは右ひざの痛みで、リストには“クエスチョナブル(出場は疑わしい)”と登録されているが、2人がコートに立つことが予想されているそうだ。

 情熱的で闘争心あるレブロンとデイビスが、肉体を犠牲にしてまで戦うには必ず大きな理由があるはずだ。見に来てくれたファンのため、連敗を脱するため、優勝につなげるためなど、様々な理由があることだろう。だがまだレギュラーシーズンは続いていく。彼らの肉体が限界を超えて大ケガにならないことを願うばかりだ。

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