マーケット大の先輩ウェイドの後を継いでリーニンとエンドースメント契約か?
1月4日(現地時間3日)。現地メディア『ESPN』のニック・デポーラ記者は、ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)がジョーダンブランドと決別したと報じた。
2011年のドラフト1巡目30位でシカゴ・ブルズから指名されたバトラーは、アディダスと契約を結んだものの、2014-15シーズンからナイキのジョーダンブランドと低額で契約。
するとバトラーは、そのシーズンに一躍スター選手の仲間入り。平均38.7分でリーグトップに立つと、20.0得点5.8リバウンド3.3アシスト1.8スティールを残してオールスターに初選出。さらにMIP(最優秀躍進選手賞)に輝くなど、一気に知名度を上げた。
バトラーとジョーダンブランドとのシューズとアパレルの契約は今年9月末まで残っていたものの、双方合意のうえで約10か月早い段階で決別したと同記者が報道。
今夏のサイン&トレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズからヒートへ移籍した今季、バトラーはここまで30試合に出場して平均35.4分20.3得点6.8リバウンド6.6アシスト2.0スティールを記録し、チームもイースタン・カンファレンス3位の25勝9敗の好成績を残している。
リバウンドとアシストでキャリアハイを記録中のバトラーは、ケガによる長期欠場さえなければ、スターターあるいはヘッドコーチ(HC)投票によるリザーブメンバーとして、今年のオールスターへ出場することが確実視されている。
今年のオールスターゲームは、バトラーの古巣であるブルズの本拠地のイリノイ州シカゴで行われる。同メディアによると、バトラーはオールスター前までに他ブランドと新たなエンドースメント契約を結ぶことが濃厚だという。
その候補として浮上しているのは、ここ2年間で勢力を増しているプーマとニューバランス。そしてドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)のシグネチャーシューズを持つ中国のブランド、リーニン。
昨季終了後にNBAから引退したウェイドは、最近になってディアンジェロ・ラッセル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)と契約し、自身のシグネチャーモデル「Way of Wade」の提供をスタート。
バトラーはウェイドと同じくマーケット大学出身で、今夏のヒート入りにも大きな影響を及ぼしたことを明かしているため、ウェイドに代わってリーニンのトップエンドーサーになる可能性もあるだろう。
オールスターで新作シューズをお披露目することは、ビジネス面で大きなインパクトを与えるだけに、バトラーがどのブランドとエンドースメント契約を結ぶのかは気になるところだ。