2020.01.29

ネッツのディンウィディー、マジックのロスがコービーのために背番号変更を発表

ディンウィディー(左)は26番、ロス(右)は31番に変更すると発表[写真]=Getty Images
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ディンウィディーは8から26、ロスは昨季まで着用していた31番へ

 1月27日(現地時間26日、日付は以下同)にヘリコプターの墜落事故により、帰らぬ人となったコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に対して、NBAでは現役選手からレジェンド、コーチや各チームがメッセージを発信。世界中の人々がコービーとの早すぎる別れを惜しみ、SNSなどを通じてスーパースターへの思いが拡散されている。

 そんな中、29日に2人の現役選手が背番号を変更することが発表された。スペンサー・ディンウィディー(ブルックリン・ネッツ)とテレンス・ロス(オーランド・マジック)は、共に8番を着用しているのだが、コービーが最初の10シーズンに着用していた背番号ということもあり、今季中に変更するという。

コービーはキャリア最初の10シーズンを8番でプレーしてきた[写真]=Getty Images

 ディンウィディーは今季を含めたキャリア6シーズン全てで8番を着用してきたのだが、26番に変更。その理由として、息子(イライジャ)が4月20日生まれで、ディンウィディー自身が4月6日生まれだから、と説明。

 だがこれを見た多くのファンは、SNS上で26番にした理由として、コービーがキャリア最後の10シーズンに着用していた24番と、コービーの次女ジアナが着用していた2番を合わせたものではないかと指摘。いずれにせよ、ディンウィディーがコービーへ多大なリスペクトの気持ちを抱いていることが伝わってくる。

 一方のロスは、昨季までのキャリア7シーズンで31番を着用し、今季から8番へと変更していた。だが再び31番へと戻してプレーするとチーム側が発表した。

 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、コービーへ敬意を表し、8番あるいは24番を着用している選手たちが非公式ながら永久欠番にしようとしていると報道。ダラス・マーベリックスは24番を永久欠番にするとマーク・キューバン オーナーが宣言しており、NBAのロゴマークをジェリー・ウェスト(元レイカーズ)からコービーへ変更すべき、という声もある。

 コービーがバスケットボール界へもたらした影響は、計り知れないほど大きなものだっただけに、今後の動向も気になるところだ。

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