日本のNBAユニフォーム売り上げ1位は八村塁! チームグッズ部門でもウィザーズが2位に

八村はユニフォーム売り上げ全体の24パーセントを占めるほどの大人気[写真]=Getty Images

 2月26日。ファナティクスが運営する日本のNBA公式オンラインストア「NBAStore.jp」が、2019-20シーズン開幕から今年1月末におけるNBA選手のユニフォーム売り上げランキングのオンライン販売実績を発表した。

 今回のランキングで堂々トップに立ったのは、ワシントン・ウィザーズの八村塁。昨年12月中旬から鼠径部の負傷により約1か月半を欠場していたものの、2月上旬から戦列復帰し、先発パワーフォワードとして活躍中。22歳を迎えた日本の至宝は、NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグでも確かな足跡を残している。

 期間中のユニフォーム売り上げ上位10選手は以下のとおり。
※チーム名は略称

■日本におけるNBA選手ユニフォーム売り上げトップ10
1.八村塁(ウィザーズ)
2.レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
3.ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
4.カイリー・アービング(ネッツ)
5.ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)
6.ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)

ジャパンゲームズで来日したロケッツのハーデン(左)とウェストブルック(右)[写真]=Getty Images

7.アンソニー・デイビス(レイカーズ)
8.ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
9.カワイ・レナード(クリッパーズ)
10.ケビン・デュラント(ネッツ)

並み居るスーパースターたちを押しのけ、売り上げの約4分の1を八村が占める

 2位のレブロンは、昨年10月から12月における『NBAストア』のユニフォーム売り上げでトップに立った超がつくほどのスーパースター。カリー、カイリーは日本へ複数回、来日したほどの日本好きとして知られる超エリートガード。ハーデンとウェストブルックは昨年10月のジャパンゲームズでプレーした、ロケッツが誇る“MVPデュオ”で、ウェストブルックは2年連続で夏に来日している。

 八村がウィザーズからドラフト指名されて日本中が沸いたのは昨年6月のこと。先発パワーフォワードの座を勝ち取り、開幕から活躍していたとはいえ、期間中におけるユニフォーム全体売り上げの24パーセントを八村が占めているというから驚きだ。

 なお、7位以降は昨夏移籍したデイビス、レナード、デュラントに、昨季の新人王ドンチッチ。デュラントはアキレス腱断裂のため今季は全休だが、そのほかの3選手はリーグ屈指のスーパースターとしてすばらしいパフォーマンスを見せている。

2年目の今季はオールスター本戦のスターター枠に入ったドンチッチ[写真]=Getty Images

 ちなみに、「NBAStore.jp」が発表した、期間中のチームグッズ売り上げ上位5チームは以下のとおり。

■日本におけるチームグッズ売り上げトップ5
1.ロサンゼルス・レイカーズ
2.ワシントン・ウィザーズ
3.ゴールデンステイト・ウォリアーズ
4.ブルックリン・ネッツ
5.ダラス・マーベリックス

超人気チームの中に割って入ったウィザーズの日本語版アカウントに注目

 日本でおそらく最も知名度があり、今季はウェスタン・カンファレンス首位を走るレイカーズがトップ。この超人気チームと、過去5年間で3度の優勝を飾り、カリーやクレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンが所属するウォリアーズの間に割って入ったのがウィザーズ。

 八村が所属しているから、といえばそれまでなのかもしれないが、ウィザーズは日本語版公式ツイッターのアカウントを開設しており、フォロワーは3万8,000人を超える人気を誇っている。八村やエースのブラッドリー・ビール、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)のコメントや、選手たちが日本語で新年の挨拶をしている動画をアップするなど、着実に知名度を上げていることも見逃せない。

 4位のネッツはカイリー、デュラントという日本でも人気な選手が所属している点と、シックなモノトーンカラーが人気の秘訣。5位のマブスは、ドンチッチ人気が日本でも増しているからと言っていいだろう。

 興味深いのは、昨年10月から12月における『NBAストア』のチームグッズ売り上げでトップ5入りした中、日本のトップ5にも入ったのはレイカーズのみ。2位から順にセルティックス、シクサーズ、ラプターズ、バックスはトップ5から落選し、ウォリアーズとネッツ、マブスがランクイン。

 特にマブスについては、『NBAストア』でトップ10入りしていなかったことからも、日本で人気があることを如実に表している。

デュラント(左)とカイリー(右)によるスーパーデュオがデビューするのは来季までお預けとなった[写真]=Getty Images

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