遂にコートへ戻ってきたカリー
3月6日(現地時間5日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズがトロント・ラプターズとホームで対戦。試合には121-113で敗れたものの、この日ウォリアーズのステフィン・カリーが左手の骨折から約4ヶ月ぶり、58試合ぶりに復帰を果たした。約27分出場したカリーは23得点7リバウンド7アシストを記録している。
ファンの大きな声援を受けてコートへ戻ってきたカリーは、ラプターズから厳しいマークを受けながらも、味方へのアシストを次々と演出。ピックアップロールからマーキース・クリスへパスを繋げ、さらにゴール下でフリーになっていたアンドリュー・ウィギンスへ、ハイライトプレーに残るような見事なビハインドザバックパスをとおした。また得意のディープ3やファウルを受けながら3ポイントシュートを沈めるなど、自らも積極的に得点を重ねた。
「カリーは皆のプレーをさらによくしてくれたんだ。彼はオープンである味方を見つけてくれて、もっともアンセルフィッシュなスーパースターのような存在だ」と、試合後にコメントしたのはチームメートのウィギンスだ。『ESPN』が報じている。「彼はフリーの味方を見つけるために、多くのマークを自分に引きつける。そして正しいプレーをしてくれるから、試合が楽しかったよ」と、試合を振り返っている。
復帰戦を華やかなに飾ったカリー本人も、「必要となればパスを出すし、ためらいはないよ。とても気分はいいものだったし、最初のパスもいい感じだった」と、チームメートへのアシストについて語る。「素晴らしい雰囲気だった」と前向きなコメントを残したカリーだが、きっと今季終了までウォリアーズを力強く引っ張ってくれるだろう。