「ドックとチームの皆が僕を再び活性化してくれた。そしてキャリアを前進させていくのに必要な自信を与えてくれたんだ」
4月17日(現地時間16日)、ロサンゼルス・クリッパーズが誇るリーグ最強のシックスマン、ルー・ウィリアムズが『ESPN』の番組“WYD? with Ros Gold-Onwude”へ出演した。
2017-18シーズンからクリッパーズへ加入したウィリアムズは、もともとインスタントスコアラーとして知られていたのだが、昨季まで2シーズン連続で最優秀シックスマン賞を獲得する活躍を見せている。
一昨季は出場79試合のうち先発は19試合のみながら、チームトップの平均22.6得点(キャリアハイ)に5.3アシスト1.1スティール、昨季も75試合のうち先発は1試合のみでチームトップの平均20.0得点に5.4アシストをマーク。今季も新型コロナウイルスの影響により、シーズン中断になるまで60試合(うち先発は8試合)に出場して平均18.7得点にキャリアハイの5.7アシストを残していた。
ウィリアムズはクリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)やチームメートたちが自身のキャリアを一変させたと言う。
「僕はこの時点で、自分のキャリアが終わるものだと思ってた。でもドックとチームの皆が僕を再び活性化してくれた。そしてキャリアを前進させていくのに必要な自信を与えてくれたんだ。クリッパーズの一員として、僕はキャリアの中でベストな時間を過ごすことができている」。
クリッパーズは今季、カワイ・レナード、ポール・ジョージというリーグで10本の指に入るほどの実力者をロースターに加え、シーズン途中にはマーカス・モリス、レジー・ジャクソンというベテランも補強。豪華戦力を手に入れた中、ウィリアムズはモントレズ・ハレルと共にベンチからチームに勢いをもたらし、ウェスタン・カンファレンス2位の44勝20敗という好成績を残していた。
今後シーズンが再開されるかどうかは不透明で、ウィリアムズの契約は来シーズンまで残っているのだが、他チームでプレーするつもりはないと発言。
「いいかい、僕がこのチーム以外でプレーすることはない。それこそが僕の有利性なんだ。チームメートの皆と一体になってるし、それはクリッパーズという組織でも同じ。他のチームでプレーしようだなんて考えられないね」。
ウィリアムズはキャリア15年目の33歳。選手として最高なプレーができる環境を手にしたベテランは、クリッパーズにフランチャイズ史上初のチャンピオンシップをもたらすべく、今後も得点とアシストを積み重ねて勝利に貢献していくことだろう。