2020.01.13
今季NBA2シーズン目となったアトランタ・ホークスのトレイ・ヤング。ディープ3で話題を呼んだルーキーシーズンから、さらに成長を見せて今季はここまで31試合に出場し、平均28.5得点4.3リバウンド8.3アシスト1.2スティールをマーク。またキャリアハイ49得点を含む4回の40得点オーバーをすでに達成しており、早くもスコアラーとして開花しつつある。
シューティングに関してもフィールドゴールは44.4パーセント、3ポイントシュートは36.8パーセント、フリースローも84.5パーセントとすべての項目でルーキーシーズンを現時点で上回っている。この好調の理由には、どうやら夏のオフシーズンにヤングがトレーナーとトレーニングと研究を行い、3ポイントとミドルレンジの強化に時間を費やしたからだそうだ。『The Ringer』が以下のように報じている。
ヤングのトレーナーであるアレックス・バゼルは、彼のミドルレンジにおける有効性を最大限引き出すために、ロサンゼルス・クリッパーズのルー・ウィリアムズのビデオを送ったそうだ。彼はリーグでもよく知られているミドルレンジのスコアリングに長けた選手で、今夏は彼のスタイルを研究した。ウィリアムズは身体とドリブルを巧みに利用してスペースを作り出すことを得意としている。ヤングにもそういう傾向があり、バゼルはウィリアムズのようなバランスと高い軌道、ディフェンダーに対するフェイダウェイといったものを、ヤングに習得してもらいたいと考えたそうだ。
またバゼルはリーグのスター選手であるカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)も研究対象にしたという。「カイリーは人々が思っているよりもずっと手強いプレーヤーだ。スペースを作り、プルアップジャンパーを多く放ってもブロックされない。彼がスペースを隔てるために、手と肩で一体何をしているのかを学んだ」とコメントしている。
パフォーマンスは飛躍的に向上を果たし、リーグ屈指のスコアラーへ成長しつつあるヤング。だがその素晴らしい個人スタッツとは対照的に、12月31日(現地時間30日)の時点でホークスは戦績7勝27敗とリーグワーストの成績を記録している。今後ヤングがチームを勝利へ導けるかに注目だ。
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