2019.12.25
12月11日(現地時間10日)終了時点で、アトランタ・ホークスはイースタン・カンファレンス13位の6勝18敗。11月中旬から下旬にかけて10連敗を喫した後、2勝2敗と持ち直したものの、大きく負け越している。
今季はチーム2番手の得点源ジョン・コリンズが反薬物プログラムの規定違反で25試合の出場停止処分、2年目のケビン・ハーターもケガで約半分の試合に欠場するなど、主力2人を欠いてしまったことも失速の要因の1つと言っていい。
とはいえ、まだシーズンは4分の1を過ぎたばかり。ロースターにはジャバリ・パーカーやエバン・ターナー、アレン・クラブに現役最年長(42歳)のビンス・カーターという大ベテランもおり、プレーオフ出場への道はまだ閉ざされてはいないと見ることもできるのだが、ホークス側はそうは思っていないようだ。
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、12月5日(同4日)にホームでブルックリン・ネッツに118-130で敗れた後、ホークスの上層部がトレイ・ヤングに対して、ロースターを変更し、ヤングをもっと助けることができるようにすると伝えたという。
今季のホークスにとって、ディアンドレ・ハンターとキャメロン・レディッシュというルーキーデュオが奮闘しているとはいえ、最も明るい話題はヤングの成長だろう。
2年目のヤングはここまで平均28.4得点4.1リバウンド8.4アシスト1.2スティールと、個人成績としては申し分ないパフォーマンスを見せている。ホークスがロースターにメスを入れるとしても、ヤングというポイントガードは唯一アンタッチャブルな選手と言っていい。
トレードでどれほど有力な選手を獲得できるかは不透明だが、チャンドラー・パーソンズ、ターナー、クラブ、アレックス・レンの契約は今季限りで、将来有望な若手も複数いる。他チームにベテランを引き取ってもらう代わりに、若手を放出する可能性もあるが、オールスター級の選手を獲得できるならば、現状を打破するには仕方ないだろう。
今季序盤はトレードがなかったものの、今後は戦力増強を狙うチームや再建に乗り出すチームが出てくるだけに、ホークスの動向に注目していきたい。
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