マブス初優勝の一員ジェイソン・テリーが母校アリゾナ大のコーチングスタッフ入りか?

テリーはNBAキャリア19シーズンをプレーしてきたスコアリングガード[写真]=Getty Images

アリゾナ大史上唯一の通算1,000得点、200スティール以上を記録した点取り屋

 4月23日(現地時間22日)。ジェイソン・テリー(元ダラス・マーベリックスほか)が母校アリゾナ大学ワイルドキャッツのアシスタントコーチに就任する可能性が浮上していると現地メディア『Stadium』のジェフ・グッドマン記者が報じた。

 一昨季までNBAで19シーズンをプレーしたテリーは、188センチ83キロのコンボガード。1999年のドラフト1巡目10位でアトランタ・ホークスから指名されると、ホークス、マブス、ボストン・セルティックス、ブルックリン・ネッツ、ヒューストン・ロケッツ、ミルウォーキー・バックスでプレーし、通算1,410試合(うち先発は679試合)に出場して平均29.8分13.4得点2.3リバウンド3.8アシスト1.1スティールをマーク。

2011年のファイナルでヒートを下して優勝を経験したテリー(右)[写真]=Getty Images

 マブス在籍時の2007-08シーズンからシックスマンへと転向し、翌08-09シーズンには平均19.6得点2.4リバウンド3.4アシスト1.3スティールを残して最優秀シックスマン賞を受賞。11年のプレーオフでは平均17.5得点3.2アシストに3ポイント成功率44.2パーセントをたたき出し、フランチャイズ史上初の優勝に大きく貢献した。

 本名(Jason Eugene Terry)の頭文字からとった“JET”の異名を持ち、勝負どころで貴重な長距離砲を沈めた時には両手を横に広げて“JETポーズ”を見せて会場を盛り上げたことでも印象的な選手である。

 アリゾナ大に4年在籍したテリーは、通算129試合に出場して平均11.3得点2.3リバウンド3.8アシストを記録。4年次には平均21.9得点3.3リバウンド5.5アシストを残し、パック10カンファレンスの年間最優秀選手、オールカンファレンスファーストチームに選出されたほか、同大史上唯一となる通算1,000得点(1,461)、200スティール(245)以上を挙げており、着用していた31番は永久欠番となっている。

 2018年に引退後、テリーはマブス傘下のGリーグチーム、テキサス・レジェンズのアシスタント ゼネラルマネジャーを務めていたが、来季からショーン・ミラーHC(ヘッドコーチ)の下でコーチを務めることとなれば、アリゾナ大のファンだけでなく、カレッジバスケットボールファンからも祝福されることだろう。

テリー(中央)が母校のコーチに就任するのかは気になるところだ[写真]=Getty Images

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