2020.05.19

レブロンの親友、チャニング・フライ「ジョーダンは点を取るだけ、レブロンの方が上」

マイケル・ジョーダンとの比較に「レブロンが上」と言い切ったチャニング・フライ[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の大親友として知られるチャニング・フライ(元クリーブランド・キャバリアーズほか)。クリーブランド・キャバリアーズでは共にチャンピオンリングを獲得し、レブロンがレイカーズに移籍後は、フライがレブロンの使用していたロッカーに足を乗せてくつろぐなど(ケビン・ラブ[クリーブランド・キャバリアーズ]がその様子をSNSに投稿)、その関係性の深さについては言うまでもない。

 そのフライにとって、レブロンは史上最高のプレーヤーのようで、度々議題になる“レブロン・ジェームズマイケル・ジョーダン論”では、親友に一票を投じている。

 フライは自身のPodcastsチャンネル『Talkin’ Blazers with Channing Frye』のエピソード(5月15日配信)で「隠すつもりはないけど、俺はジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のファンじゃなかった。フェニックスファンだし、チャールズ・バークリー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)やケビン・ジョンソン(元フェニックス・サンズほか)が俺のヒーローだった」と、“アンチ”ジョーダンを公言。そして「みんなビックリするかもしれないけど、俺の歴代ベストプレーヤーリストにジョーダンが名を連ねたことはない。俺にとってはいつだって、ジョーダンよりレブロンが上だね」と続け、全面的にレブロンを支持した。

 さらに、フライは“レブロン>ジョーダン”の理由を説明し、ジョーダンの仕事は「一元的なもの」と言い放ち、『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』で記録されているジョーダンのチームへの接し方を非難した。

「彼(ジョーダン)には、一つしか仕事がなかった。ただスコアするだけだ。それをとんでもない次元で実行したんだ。でも、俺は当時のジョーダンの勝利の方程式が現代にも当てはまるとは思わない。現役選手は彼とプレーしたいと思わないだろう」

キャバリアーズ時代にはレブロン・ジェームズとともにチャンピオンリングを獲得したチャニング・フライ[写真]=Getty Images

 レブロンは総得点でジョーダンを抜き、リバウンドやアシスト数はジョーダンを大きく上回っている。しかし、レブロンが3つのチャンピオンリングを獲得しているのに対して、ジョーダンは6度も頂点に輝き、MVPの獲得回数もレブロン以上であることから、比較論の意見は常に二分。ただ、ことフライにとっては、神様よりも王様の方が優れているようだ。

https://podcasts.apple.com/us/podcast/who-channing-thinks-is-better-than-michael-jordan/id1339493129?i=1000474716008

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