来月から理事会メンバーを集めて「いつどこで、どうやって開催するかを見定めていくことになるだろう」とコメント
5月28日(現地時間27日、日付は以下同)。バスケットボール殿堂の理事会でチェアマンを務めるジェリー・コランジェロ氏が、今年の殿堂入り式典の日程について『ESPN』へ語った。
当初、この式典は8月29日から31日にかけてマサチューセッツ州スプリングフィールドで行う予定だったものの、新型コロナウイルスの影響を受けて延期になると25日に『The Boston Globe』のギャリー・ウォッシュバーン記者が報道。その時、『Hall of Fame』のCEOを務めるジョン・ドレヴァが話していた代替の日時はコロンブス・デー(今年10月10日から12日)、あるいは来年の春だった。
だが新型コロナウイルスは世界中で550万人以上が感染しており、アメリカでは168万人以上が感染し、10万人以上の人々が命を落としていることもあり、今年10月も「開催できそうにない」と口にし、6月11日に理事会のメンバーを集めて開催する日程を模索することになるという。
「我々は確実に(今秋までの開催を)キャンセルすることになる。来年の春先に行うことになりそうだ。2、3週間にわたってミーティングをし、いつどこで、どうやって開催するかを見定めていくことになるだろう」とコランジェロ氏は『ESPN』へ語っていた。
今年の殿堂入りを決めた9名は、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)を筆頭に豪華な顔ぶれがそろっているため、コランジェロ氏も2021年の式典と合同で開催することについてはこう否定している。
「我々は来年の式典と合わせて開催するつもりはない。2020年組はきわめて特別なメンバーであり、彼らのみで行って祝福するのがふさわしい」。
新型コロナウイルスの影響で、殿堂入り式典の開催が来年へ延期となったものの、現状をふまえれば正しい選択に違いない。来年、どのように開催されるのかを楽しみに待ちたいところだ。