7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドでスタートする今季の第二幕に向けて、NBAでは各チームが新型コロナウイルスの検査をスタートした。
6月24日。情報筋から得たものとして、『ESPN』はデンバー・ナゲッツのオールスターセンター、ニコラ・ヨキッチ、そしてウェスタン・カンファレンスのチームで4選手に陽性反応が出たと報道。
セルビア出身のヨキッチは、先週検査を受けて陽性反応が出たものの、現時点では無症状。先日行われたバスケットボールのエキシビジョンゲームで、ヨキッチはプロテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手らとプレー。ヨキッチは接触したことを認めており、ジョコビッチも陽性反応が出ていたことが発覚。これにより、ヨキッチはデンバーでチームに合流することが遅れるものの、今後1週間以内でアメリカへ戻る見込みだという。
また、24日にはフェニックス・サンズに所属する2選手にも陽性反応が出たと地元メディア『Arizona Republic』が報道。そのため、サンズはトレーニング施設における自主的なワークアウトを禁止することになった。
現時点で陽性反応が出たとしても、隔離を続けて陰性反応となれば、7月12日からオーランドでスタートする本格的なトレーニングキャンプには間に合う見込み。だがその一方で、今月末あるいは来月になって陽性反応が出てしまうと、キャンプ合流が遅れてしまうリスクがあるだけに、新型コロナウイルスの検査は第二幕へ向けて重要な要素になるかもしれない。