2020.06.23

ウィザーズ2番手のスコアラー、ダービス・ベルターンスが今季の“第二幕”に不参加へ

ベルターンスは今季チーム2位の平均15.4得点を残していた[写真]=Getty Images
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今季中断時点で200本以上の3ポイントを沈めた7人のうちの1人

 6月23日(現地時間22日、日付は以下同)。リーグの情報筋から得たものとして、『ESPN』はワシントン・ウィザーズダービス・ベルターンス(ラトビア出身)が7月31日からフロリダ州オーランドで行われる今季の“第二幕”に参戦しないと報じた。

 不参加の理由として、新型コロナウイルスの感染やケガをしてしまうことへの予防とし、チーム側も本人の意思を尊重していると同メディアが報道。

 イースタン・カンファレンス9位のウィザーズは、8位のオーランド・マジックを5.5ゲーム差で追う状況。オーランドで開催されるレギュラーシーズン8試合を終えて4.0ゲーム差以内に縮まれば、プレーオフ出場をかけて2戦必勝のプレーイン・トーナメントへ出場できる。

 だが戦力面だけで見れば、今季チーム2位の平均15.4得点に4.5リバウンド1.7アシストを残すベルターンス不在は大きな影響を及ぼすだろう。“ラトビアン・レーザー”の異名で知られる208センチ102キロのフォワードは、今季平均3.7本(計200本)の3ポイントを沈めており、成功率も42.4パーセントと高精度を誇っているからだ。

 新型コロナウイルスの影響で3月中旬にシーズンを中断した時点で、ベルターンスは今季200本以上の長距離砲を沈めた7人のうちの1人。その7人の中では、マイアミ・ヒートのダンカン・ロビンソン(243本成功/成功率44.8パーセント)に次ぐ高い成功率を残していた。

 ロースターに2人の枠が空いたことで、ウィザーズは24日以降にフリーエージェント(FA)のシューターを獲得することになるかもしれない。

 なお、同メディアによると、今季終了後に制限なしFAとなるベルターンスに対して、ウィザーズ側は今季終了後に再契約することを最優先事項として捉えており、第二幕の不参加は大きな影響を与えるものではないという。

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