2020.06.16

ユスフ・ヌルキッチとザック・コリンズの復帰に期待を寄せるブレイザーズ指揮官

シーズン再開後、ブレイザーズへ復帰見込みのヌルキッチ(左)とコリンズ(右)[写真]=Getty Images
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「2人の経験あるディフェンシブプレーヤーが戻ってくることで、我々のディフェンスは向上すると見ている」とテリー・ストッツHC

 3月12日(現地時間11日、日付は以下同)。NBAは新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、翌13日から前代未聞のレギュラーシーズン中断に踏み切ることを決断した。

 あれから約3か月が経過した6月上旬に、NBAはオーナー会議とNBA選手会(NBPA)から承認を得たことで、7月31日からフロリダ州オーランドでシーズンを再開させることを発表。

 だがNBA選手会の副代表を務めるカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)を筆頭に、複数の選手たちは新型コロナウイルスが収束していない点、そして人種差別問題が大きな波紋を呼んでいることで、バスケットボールが最優先ではないという背景から、シーズン再開に否定的な意見を口にしており、どれだけの選手が“第二幕”へ参戦するかは不透明な状況にある。

第二幕への参戦が微妙なカーメロ(左)と指揮官を務めるストッツHC(右)[写真]=Getty Images

 そんな中、ウェスタン・カンファレンス9位のポートランド・トレイルブレイザーズ(29勝37敗/勝率43.9パーセント)は、大ベテランのカーメロ・アンソニーの参戦が微妙ながら、2人のビッグマンが戦列復帰してくることで注目を集めている。

 1人は昨年3月末に左足に大ケガを負ったユスフ・ヌルキッチ。“ボスニアン・ビースト”の異名を持つ213センチ127キロの巨漢は、3月16日に復帰予定だった。ブレイザーズの先発センターとして昨季までの2シーズン以上プレーしてきたヌルキッチは、昨季72試合に出場して平均27.4分15.6得点10.4リバウンド3.2アシスト1.0スティール1.4ブロックを残していた。

 もう1人はザック・コリンズ。211センチ105キロのビッグマンはキャリア3年目の今季、開幕から先発パワーフォワードとして平均28.7分9.0得点4.0リバウンド2.0アシストを残していたものの、肩を脱臼してしまい4戦目から戦線離脱。今年3月に復帰予定となっていた。

 4月22日に『NBC Sports Northwest』へ掲載された記事の中で、ブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)は両選手の復帰についてこう話している。

「ザックとナーク(ヌルキッチの愛称)のような選手たちを加えることができたら、彼らはディフェンス面で貢献できる。このチームが今シーズン、苦しんでいた部分に向き合えるんだ。実際、我々は今シーズン、いいディフェンスができていなかったし、ピック&ロールのディフェンスもそうだし、ディフェンシブ・リバウンドもあまり良くはなかった。つまり、ディフェンス面においては改善の余地がたくさんある。2人の経験あるディフェンシブプレーヤーが戻ってくることで、我々のディフェンスは向上すると見ている」。

 ブレイザーズは今季、新加入のハッサン・ホワイトサイドが平均16.3得点14.2リバウンド3.1ブロックとペイントエリアで奮戦しているものの、ディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)でリーグ27位の114.1。相手に奪われたリバウンド数は平均47.5本、オフェンシブ・リバウンド数でも平均11.8本を許しており、どちらもリーグワーストと苦しんでいた。

今季はホワイトサイドがペイントエリアで奮戦[写真]=Getty Images

 ストッツHCが言うように、高さと機動力を兼備し、ブロックショットを得意とするコリンズ、横幅とパワーでペイントエリアを制圧するヌルキッチが加わることで、特にペイントエリアにおけるディフェンスは強化されることが期待できる。

 3人のビッグマンをどのように併用していくのかは気になるところだが、両選手の復帰でブレイザーズが攻防両面で戦力アップすることは間違いなさそうだ。

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