7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワードが、今月末からフロリダ州オーランドで始まる今季の第二幕へ参戦することを表明したと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
ハワードは先月、NBAのシーズン再開が人種差別問題への妨げになるという考えを明かしていたことで、第二幕には出場しないのではないかという声があったのだが、ここにきて事態は一転。
同記者によると、ハワードは10日からチームに合流し、オーランドへ乗り込むことを決断したという。ハワードは「バブル(開催地)でプレーする間にNBAから手にするサラリーは、全て自分が展開している地元のコミュニティーにおける経済的に恵まれない人たちを支援する非営利キャンペーン『Breathe Again』に寄付する」と声明文の中で話している。
キャリア16年目のハワードは、208センチ120キロのベテランビッグマン。ロールプレーヤーへと転身した今季は、ここまで62試合(うち先発は2試合)に出場して平均19.2分7.5得点7.4リバウンド1.2ブロックにフィールドゴール成功率73.2パーセントを記録。リング下では成功率81.5パーセントを誇っており、フィニッシャーとしても貢献していた。
そしてハワードはディフェンス面で効果的な働きを見せており、勝利した試合で残したディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)では99と、見事なパフォーマンスを発揮している。
さらに、6月28日に『Sports Illustrated』へ掲載された記事によると、今季ハワードがレブロン・ジェームズとコートに立っていた時間帯で、レイカーズは100ポゼッションあたり+8.7点、アンソニー・デイビスと共闘している時間帯で見ても+5.7点と相手チームを圧倒。
ジャベール・マギーとハワードがロースターにいることで、レイカーズはデイビスをパワーフォワードで起用し、アドバンテージを手にすることができるだけに、ハワード参戦は優勝候補レイカーズにとって間違いなく朗報となった。