ウェイターズがキャブス時代のレブロンとの関係について回顧「当時の俺は頑固だった」

2014-15シーズン、トレードされるまでウェイターズ(左)はレブロン(右)とチームメートだった[写真]=Getty Images

過去を振り返り、成長の糧にするウェイターズ

 シーズン再開が目前と迫っている中、各球団はスクリメージ(練習試合)を実施。本格的なレギュラーシーズン再開、そして来たるプレーオフに向けて多くのチームが調整を続けている。今季の優勝候補とされているロサンゼルス・レイカーズも、エイブリー・ブラッドリーラジョン・ロンドという主力ガード離脱の影響もあり、ラインナップやローテーションの変更を念入りに行っている段階だ。

『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、今季シーズン中断前にレイカーズに加入したディオン・ウェイターズが、シーズン再開に向けて意気込みを語ったそうだ。彼は今シーズン序盤に所属していたマイアミ・ヒートで、さまざまな素行不良を起こしてチームから放出されたが、レイカーズと契約後のシーズン中断中はダイエットに勤しんだ。結果的にスクリメージでは2ケタ得点をマークするなど、今後セカンダリーハンドラーとしての活躍が大いに期待される。「俺は少し年を取り、ここまで多くのことを目にしてきた。今回のこと(レイカーズとの契約)については、俺はただバスケットボールをプレーしたかったんだ。家族を養い、そしてただバスケットを楽しみたいと思った」と、つづっている。

 またウェイターズは、「自分のなかの目標とともに1日1日を過ごしている。落ち着いて物事を進めていき、コート内外問わず、より優れた人物になろうとしている。父親としても成長したい」ともコメント。彼はこれまでのキャリアでの言動や振る舞いとは打って変わった姿勢を貫いており、自分が今まで未熟であったことを認めている様子だ。

 当時はまだ若手で、レブロン・ジェームズと一時的にチームメートだった2014-15シーズンのクリーブランド・キャバリアーズ時代についても、「若い頃はおそらくそれらを理解していなかった。レブロンはそんな自分を助けようとしてくれていたと思うが、俺はとても頑固だった。けれど今なら理解できるよ」と、最終的にチームからトレードされたシーズンをウェイターズは振り返る。「俺は今28歳だ。多くのことをとおして経験してきたことがある。今は気持ちが落ち着いていて、だからこそ気分がいい」と締めくくり、いよいよ再開されるシーズンに向けて、力強い言葉を残した。現在チームではガードの離脱が続いているが、心身ともに準備ができている今のウェイターズなら、きっとレイカーズに貢献することだろう。

モバイルバージョンを終了