8月24日(現地時間23日)、計16チームで争う「NBAプレーオフ2020」の7日目が行われた。
イースタン・カンファレンス第7シードのブルックリン・ネッツを相手に3連勝で王手をかけていたトロント・ラプターズは、150-122と大勝。無傷の4連勝で準決勝進出を決めた。この日ベンチからの出場となったノーマン・パウエルが29得点、サージ・イバカが27得点を挙げるなど、出場した選手全員が得点を挙げたラプターズがネッツを圧倒した。
東第3シードのボストン・セルティックスは、同第6シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズを110-106で下しこちらも4連勝を達成した。セルティックスはケンバ・ウォーカーがゲームハイとなる32得点を挙げ、ジェイソン・テイタムが28得点を記録。競り合いを制し、ラプターズが待つ準決勝へ駒を進めた。セブンティシクサーズは、大黒柱のジョエル・エンビードが30得点10リバウンドを挙げるも、チームを勝利へ導けなかった。
ウェスタン・カンファレンス第2シードのロサンゼルス・クリッパーズと同第7シードのダラス・マーベリックスの対戦は、延長戦にもつれた激戦の末、マーベリックスのルカ・ドンチッチがスリーポイントシュートをブザービーターで突き刺し、133-135で勝利。シリーズを2-2のタイとした。ドンチッチは43得点17リバウンド13アシストのトリプルダブルをマーク。一進一退の攻防を劇的な形で制した。
西第3シードのデンバー・ナゲッツと同第6シードのユタ・ジャズの一戦は、127-129でジャズが勝利し3連勝を果たした。ジャズはエースのドノバン・ミッチェルが51得点と、このシリーズ2度目の50点超えを記録。フリースローは18本中17本決めるという集中力を見せつけた。一方、ナゲッツはジャマール・マレーが負けじと50得点を挙げる活躍で奮闘したが、あと一歩及ばず。これでジャズが3勝1敗と突破に王手をかけた。
【試合結果】
トロント・ラプターズ 150-122 ブルックリン・ネッツ
ボストン・セルティックス 110-106 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
ロサンゼルス・クリッパーズ 133-135 ダラス・マーベリックス
デンバー・ナゲッツ 127-129 ユタ・ジャズ