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8月23日(現地時間22日、日付は以下同)。NBAは2019-20シーズンの年間最優秀ヘッドコーチ賞にトロント・ラプターズのニック・ナースHC(ヘッドコーチ)が選ばれたことを発表した。
今季は新型コロナウイルスの影響で3月中旬にレギュラーシーズンが中断したため、開幕から各チームが65試合前後を消化した3月12日までを選考期間とし、ナースHCは100人のスポーツ記者と放送関係者による投票で90人から1位票を獲得。
ナースHCは2位のマイク・ブーデンホルザーHC(ミルウォーキー・バックス/計147ポイント)、3位のビリー・ドノバンHC(オクラホマシティ・サンダー/計134ポイント)を大きく引き離し、計470ポイントを獲得する圧勝劇となった。
この日ナースHCはカイル・ラウリー、フレッド・バンブリートと共に『TNT』のインタビューに応じ、ラプターズという組織への感謝を口にしていた。
「ラプターズという組織は非常に特別なものなんだ。カイルとフレッド、そしてほかの選手たち、スタッフたちのお陰さ。この賞は組織としての賞だと思うね。カイルやフレッド、サージ(イバカ)、マルク(ガソル)、パスカル(シアカム)、OG(アヌノビー)といったコートで毎晩見事なパフォーマンスをしてくれたこのチームの選手たちなしではこの賞に選ばれることはなかった。そしてこのチームで働くすばらしいスタッフたちがいなければこの賞を手にすることはなかったんだ」。
昨季フランチャイズ史上初優勝を成し遂げたラプターズは、昨夏カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ダニー・グリーン(ロサンゼルス・レイカーズ)という2人のスターターが退団。就任2シーズン目のナースHCは今季のテーマを「機会」と題し、選手たちへ成長する機会を与え、昨季以上に厚い選手層を誇るチームを形成。
今季開幕からシーズン中断前までの間、ラプターズはガソル(27試合)を筆頭にバンブリート(15試合)、イバカ(14試合)、ラウリー(12試合)、さらにはシアカム(11試合)といった主力をそれぞれ10試合以上もケガで欠いていた中で、ナースHCは15パターンのスターターを組んで戦い抜き、イースタン・カンファレンス2位の46勝18敗という好成績へとチームを導いたのだから、今季の最優秀ヘッドコーチ賞に最もふさわしい指揮官と言っていい。
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