ピストンズなどで活躍したチャウンシー・ビラップスがNBAチームのHCとなるべく追跡中

2004年にファイナルMVPを受賞したビラップス[写真]=Getty Images

常勝ピストンズのリーダーとしてファイナルMVP獲得経験も持つレジェンド

 9月4日(現地時間3日、日付は以下同)。リーグの情報筋から得たものとして、『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者はチャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)がNBAチームでヘッドコーチ(HC)になることに関心があると報じた。

 NBAキャリア17年を誇るビラップスは、ミネソタ・ティンバーウルブズやピストンズ、ロサンゼルス・クリッパーズなどでプレーした司令塔で、通算平均31.6分15.2得点2.9リバウンド5.4アシスト1.0スティールをマーク。

 2003年からピストンズとデンバー・ナゲッツで7年連続カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がり、04、05年はピストンズ不動の司令塔として2年連続でNBAファイナルに進出。04年はロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗で下してチャンピオンとなり、ファイナルMVPに輝いた実績を持つ。

 5度のオールスター、3度のオールNBAチーム、2度のオールディフェンシブチーム選出を誇るビラップスは、勝負どころで貴重なショットを放り込むことから“ミスター・ビッグショット”の異名を持ち、所属チームに数多くの勝利をもたらしてきた。

 そしてリーダーシップも申し分なく、ビラップスと一緒にプレーした選手たちからはプレーヤーコーチと評され、最もリスペクトされている選手の1人として人望も厚かった。

 2014年9月に現役を引退後、ビラップスは『ESPN』の「SportsCenter」でアナリストを務めたほか、3x3のプロリーグ『THE BIG3』の「Killer 3’s」でプレーするなど、バスケットボールに携わってきた。2017年にクリーブランド・キャバリアーズのゼネラルマネージャー(GM)候補に挙がった際には本人が否定したものの、現在はNBAチームで指揮を執ることに興味を持っているという。

 現役時代に何度もマッチアップしてきたスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)が3日にブルックリン・ネッツの指揮官へ就任したことで、ビラップスのHCへの思いはさらに強くなったのかもしれない。

 なお、現時点でHCが空白のチームはフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、インディアナ・ペイサーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、シカゴ・ブルズの4チーム。はたして、ビラップスは来季どこかのチームで指揮官を務めることができるのか。今後の展開が気になるところだ。

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