9月17日(現地時間16日、日付は以下同)。NBAは2019-20レギュラーシーズンのオールNBAチームを発表した。
選考期間は今季開幕から3月のシーズン中断まで。100人のスポーツ記者と放送関係者による投票(ファーストチーム票は5ポイント、セカンドチーム票が3ポイント、サードチーム票が1ポイント)によって、ファースト、セカンド、サードチームで計15選手が選ばれた。
それでは、今季のNBAを代表する選手たちを紹介していこう。
※チーム名は略称、カッコ内は今季を含めた選出歴(①=ファースト、②=セカンド、③=サード)
■2019-20オールNBAファーストチーム
F.ヤニス・アデトクンボ(バックス/①×2、②×2)
F.レブロン・ジェームズ(レイカーズ/①×13、②×2、③×1)
G.ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/①×6、③×1)
C.アンソニー・デイビス(レイカーズ/①×4)
G.ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/初)
■2019-20オールNBAセカンドチーム
F.カワイ・レナード(クリッパーズ/①×2、②×2)
C.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/①×1、②×1)
G.デイミアン・リラード(ブレイザーズ/①×1、②×3、③×1)
G.クリス・ポール(サンダー/①×4、②×4、③×1)
F.パスカル・シアカム(ラプターズ/初)
■2019-20オールNBAサードチーム
F.ジェイソン・テイタム(セルティックス/初)
F.ジミー・バトラー(ヒート/③×3)
C.ルディ・ゴベア(ジャズ/②×1、③×2)
G.ベン・シモンズ(シクサーズ/初)
G.ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ/①×2、②×5、③×2)
レブロンが前人未到の快挙、ドンチッチが2年目でファーストチーム入り
今季のベスト5はアデトクンボ、レブロン、ハーデン、デイビス、ドンチッチの5人。いずれもMVP級のパフォーマンスでチームをけん引し、オールスターにも選ばれたスーパースターたち。
なかでもアデトクンボとレブロンは満票の500ポイントと文句なし。特にレブロンは通算16度目の選出となり、コービー・ブライアント(元レイカーズ/15度)らの記録を抜き、NBA史上最多の選出回数となった。
ハーデンは計474ポイント、デイビスは計455ポイント、ドンチッチは2年目ながら計416ポイントを獲得して初のオールNBAチーム入りをファーストチームで飾った。平均トリプルダブル級の成績を残しただけに、サプライズではないはず。
シアカムやテイタムが初選出も、ミドルトンとエンビードはポジションに泣く
続いてセカンドチームではレナード(計372ポイント)、ヨキッチ(計311ポイント)、リラード(計284ポイント)、ポール(計199ポイント)、そしてシアカム(計168ポイント)が初選出。今季4年ぶりにオールスターへと返り咲いたポールは、オールNBAチームでも4年ぶりの選出に。
サードチームはテイタム(計153ポイント)、バトラー(計147ポイント)、ゴベア(計110ポイント)、シモンズ(計61ポイント)、ウェストブルック(計56ポイント)の5人。テイタムとシモンズが初のオールNBAチーム入りとなった。
なお、2年連続でオールスター入りしたバックスのクリス・ミドルトン(フォワード/計82ポイント)、シクサーズのオールスタービッグマン、ジョエル・エンビード(センター/計79ポイント)はポイント数ではシモンズを上回ったものの、ポジションの関係でオールNBAチーム入りできず。
また、今季キャリアハイの平均30.5得点6.1アシストをマークしたウィザーズのブラッドリー・ビールは計32ポイントに終わったことで落選。NBA史上、平均30.0得点6.0アシスト以上を残しながらオールNBAチーム入りを逃すのは初のケースとなった。