来季に向けてニックスはスター選手獲得となるか?
昨季のシーズン第二幕に参戦しなかったニューヨーク・ニックスは、新たな指揮官としてかつてシカゴ・ブルズやミネソタ・ティンバーウルブズでヘッドコーチを務めたトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)を招へい。今年3月には新球団社長にレオン・ローズが就任しており、フロント陣ともにニックス内は大きな改革へと動き出している。
近年ゴールデンステイト・ウォリアーズのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)、ロサンゼルス・レイカーズのロブ・ぺリンカGMといった元エージェントがフロントスタッフとして大きな成功を収めていることで、大手代理人事務所のバスケットボール部門で共同代表だったローズ球団社長にも期待がかかっている。彼は就任直後、ファンへ引き続き辛抱を求めるとコメントしており、長年低迷していたフランチャイズの再建には長期的な歩みが必要であると示唆していた。
しかし『New York Daily News』のステファン・ボンディ記者によれば、シボドーHCは就任1年目から再建ではなく勝つことを欲しており、球団側にロスターの大幅な強化を求めているとのこと。トレード解禁が近づくにつれて、ニックスにはラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)、ゴードン・ヘイワード(ボストン・セルティックス)といったスター選手たちのトレードの噂が浮上。ウルブズ時代にシボドーHCはジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)のトレードをチームに後押ししてプレーオフに進出した過去もあるため、スター選手獲得の噂は現実になる可能性もある。
またヘイワードが仮にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェントになったとしても、ニックスは彼の獲得に向けて動くと『The Ringer』のケビン・オコナー記者が報じており、新シーズン開幕までにロースターに大きな変化が起きるかもしれない。