2020.12.19

八村塁が『コール オブ デューティ』にハマったワケ…シリーズと最新作の魅力を語る!

『コール オブ デューティ』シリーズの大ファンである八村がシリーズにハマったきっかけや最新作の魅力を語った
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 FPS(1人称視点シューティングゲーム)を代表する人気シリーズ『コール オブ デューティ』。その最新作である『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』が2020年11月13日にPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X/PC用ソフトとして発売された。

 同シリーズの熱烈なファンとして知られるのが、史上3人目の日本人NBAプレーヤーとして活躍する八村塁(ワシントン・ウィザーズ)だ。先日PlayStation Japanの公式YouTubeで公開された動画にも出演し、『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』をプレーしてその見事な腕前を披露した。

 八村が『コール オブ デューティ』に熱中する理由とは。最新作はもちろんシリーズ全体の魅力をうかがうとともに、開幕が迫るNBAの新シーズンに向けた意気込みを聞いた。

バスケットと同時期に始めたCoD

自宅では昔から遊んでいたというゲームで余暇を過ごしていたという[写真]=バスケットボールキング

――コロナによる外出自粛の中、ゲームをして過ごしていたと聞きました。どんなゲームをプレーしていたのですか?
八村
 コロナの影響でトレーニングがあまりできない中、家にいる時間が多くなったので当時はよくゲームをしていました。僕はいろいろなゲームをやるというよりは、気に入ったゲームをずっとやるタイプなのですが、その中でもやっていたゲームが「コール オブ デューティ」です。

――『コール オブ デューティ』とはどのようなゲームでしょうか?
八村
 いわゆるFPSゲームです。シリーズによって時代背景や世界観はさまざまですが、ストーリーを楽しむキャンペーンモードや、オンラインで世界中のいろいろな人たちと対戦するモードが楽しめます。

――シリーズにハマったきっかけを教えてください。
八村
 最初はあまりうまくなくて、友達にコツを教えてもらいながら遊んでいた記憶があります。友達はうまい人ばかりで、彼らと一緒に世界のプレーヤーを相手に対戦した時も結構勝ったりして。そういう経験がきっかけでどんどんハマっていったのかなと思います。

最新作が生み出す没入感に時間を忘れるほどプレー

圧倒的なクオリティが息を飲むリアリティを生み出す、シリーズ最新作『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』

――最新作『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』はこれまでのシリース作品からどのように進化していると感じますか?
八村
 動きがスムーズになっていると感じます。新しいステージもいっぱい出ましたし、「キャンペーン」のストーリーもすごく細かいところまで作り込まれていて面白いです。銃も増えましたし、いろいろなところでリアリティが出ていて、楽しんでいます。

――特にお気に入りのモードはありますか?
八村
 マルチプレーの「SEARCH&DESTROY」というモードですね。あとは「TEAM DEATHMATCH」も好きですし、「ゾンビモード」もこれまでのシリーズで搭載されている時はいつもプレーしていました。

――「キャンペーン」のストーリー性も高く評価されているシリーズです。
八村
 僕も『コール オブ デューティ』の新作をプレーする時は、まず「キャンペーン」から始めます。今作のストーリーでは自分が話すセリフを選べたりできますし、まるで自分がこのストーリーの中にいるような没入感。映画のようなリアリティもあってすごくハマって、時間を忘れるぐらいずっとやっています。

――マルチプレーでの魅力はどのようなところにありますか?
八村
 チームメートや友達と一緒にプレーするのですけど、そういう時にスーパープレーをしたりとか、それを録画して仲間同士で見せ合ったりするのが楽しいですね。『コール オブ デューティ』はいろいろな人が楽しんでいてNBA選手にもプレーしている人が多いです。自宅にゲーム部屋を持っていて、そこで集中してプレーしているというのをよく見ますね。僕も家を買ったら、そこは考えていきたいと思っています(笑)。

――レギュラーシーズンでもゲームをして過ごすことは多いのですか?
八村
 1年を通して暇がある時は「コール オブ デューティ」をやっています。バスケットをずっとやっているとリフレッシュしたくなるのですけど、このゲームをやることによって、全部忘れられる。集中してできるので、そういう意味でも「コール オブ デューティ」シリーズをずっとプレーしてきています。

――ある種のストレス発散方法の一つになっているんですね。
八村
 そうですね。爽快感があってプレーしていて気持ち良くなることもありますし、迫力があって、緊張感があるところも楽しいなと思います。

ルーキーイヤーに手応え、新シーズンはもっと積極的に

激動のルーキーイヤーを経て、八村は確かな手応えを感じている様子[写真]=バスケットボールキング


――ここからはバスケットについて伺いたいのですが、まずはルーキーイヤーを振り返って、手応えや反省点を教えてください。
八村
 この1年は僕自身も何回かケガをして、何週間も(バスケットを)やっていない時期もありましたし、その後もコロナでシーズンが中断するなど、すごく不規則的なシーズンでした。ただ、そんな中でもしっかりと個人の結果をだすことができたのではないかと思います。チームとしてはまだまだだったのですけど、来シーズンからは僕ももっと積極的にプレーして、チームがプレーオフにいけるように頑張れたらいいなと思います。

――開幕にむけてどのような準備をしていきたいですか?
八村
 シーズン1年間を通してプレーできるように、体調管理をしっかりやっていきたいと思います。NBAという世界でも一番のリーグでも、僕のスタイル、僕の持ち味であるミドルレンジのシュートだったり、走って速攻でダンクしたりといったプレーは通用するので、どんどん使っていきたいです。また3ポイントもチームからすごく必要とされているので、積極的に打っていきたいと思っています。

――最後に2020-21シーズンへの意気込みをお願いします。
八村
 1年目が終わって2年目に入る中で、チームとしてもよくなっていくのではないかなと思うので、すごく楽しみです。こうした大変な時期にバスケットができることにすごく感謝していますし、ファンの方々もバスケットが恋しかったのではないかと思います。そういう意味でも、僕もそうですし、チームとしてもできるかぎり精一杯の力を出して上を目指して頑張っていきたいと思います。

インタビュー・文=峯嵜俊太郎

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