キャリア7回目のオールスターに選出されたアービング
今シーズン、昨季の肩の負傷から復帰を果たし、ブルックリン・ネッツの優勝を目指しているカイリー・アービング。シーズン平均27.7得点とキャリア10年目にしてもっとも高いアベレージを記録しており、鋭いドライブや巧みなフットワーク、目覚ましいハンドリングなどを兼ね備えた彼はリーグ屈指の実力者である。
そしてその実力と実績は、今季のオールスターゲームのスターターに選ばれるという栄誉に繋がった。アービングはイースタン・カンファレンスのガードの部門で名を連ね、キャリアをとおして7回目の選出となった。
『The New York Daily News』によれば、アービングはオールスターに選ばれたその気持ちを打ち明けてくれたそうだ。「シーズンの最初から言っていたように、僕は自分自身のバスケットボールに対する姿勢が、周囲に認知されることを重要視していた」とコメント。「その姿勢や信念は僕そのもの。そしてそれは熱烈なファンの応援や多くの賞、数々の称賛によって形成されたものだ。そういったものは自分にとってたくさんのことを意味するけれど、僕は愛を示すために自分のすべきことをするだけだよ」と語っている。
「だからこうして何百人もの人々を前にして、自分のバスケットへの思いを示すことができるなら、いつだってその大舞台でのアドバンテージを最大限に活用する」とも話すアービング。「神様が僕に授けてくれた才能に対して、今回選出されたことは栄誉あることだ」と締めくくっている。
今季はシーズン中に個人的な理由でしばらくチームから離脱するなど、コート外においてもアービングは注目を集めていた。しかし現在はケビン・デュラントとジェームズ・ハーデンというスーパースターを有するネッツにおいて、スコアラーとして己の責務を果たそうとしている。オールスターの先発選手に選ばれたことを真摯に受け止める彼が、本番ではどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか注目したい。