2021.02.19

ネッツのジョー・ハリスがチーム史上最速となる31試合で3ポイント成功数100本をクリア

シューターとして定評のあるハリス[写真]=Getty Images
国内外のバスケ情報をお届け!

 2月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦。ブルックリン・ネッツは最大25点差をつける猛攻を見せ、109-98で勝利を収めた。

 今季最長となる5連勝を飾ったネッツは、ジェームズ・ハーデンが23得点5リバウンド11アシスト、カイリー・アービングが16得点7リバウンド5アシスト、ティモティ・ルワウ・キャバロが15得点、ランドリー・シャメットが10得点をマーク。

 ネッツはケビン・デュラント(左ハムストリング)、レイカーズではアンソニー・デイビス(ふくらはぎの張りと右アキレス腱炎)というスーパースターがそれぞれ欠場したため、ベストメンバーではなかったものの、今季勝率5割超えのチーム相手にめっぽう強いネッツが昨季覇者から白星を手にした。

 そしてこの日、ネッツが誇るシューター、ジョー・ハリスはハーデンに次ぐ21得点を記録。在籍5シーズン目の29歳は、7投中6本の3ポイントをリングに沈める活躍で勝利に貢献。

 今季31試合目にして3ポイント成功数が104本に到達したことで、ハリスはフランチャイズ史上最速で3ポイント成功数100本をクリアした選手となった。これまでの記録が41試合(過去4選手が達成)だったことを考慮すれば、大幅に塗り替えたと言っていいだろう。

 ハリスはレイカーズ戦を終えて平均15.1得点にフィールドゴール成功率53.4パーセント、3ポイント成功率50.7パーセントといずれも5割超え。デュラント、ハーデン、カイリーという“ビッグ3”に注目が集まりがちだが、この男の正確無比なシュート力も見逃してはならない。

「あの3人は皆、名の知れたオフェンシブプレーヤー。ほんの少しでもスペースがあればいいのさ。ボールが自分のところに来たら、間髪入れずにショットを放つだけ。決まろうが失敗しようが、このチームにとってはいいことなんだ。彼らへスペースを与えることになるんだから」。

 ハリスは今月上旬のインタビューでそう謙そんしていたものの、ネッツは約1か月前にハーデンをロースターに加えたばかり。ビッグ3そろい踏みの際にはカイリーがシューティングガード、ハーデンがポイントガードを主に務めており、シーズン開幕後に司令塔が変わったものの、ハリスは意に介していないようだ。

「ジェームズはエリートなスコアラーであり、すばらしいプレーメイカーで優秀なパサーでもある。彼は皆を正しいポジションへと配置してくれるし、(相手から)注意を引くからね。彼は正しいバスケットボールをプレーしているよ」。

 オフボールでコート上を動き回り、狭いスペースであろうとキャッチ&シュートから長距離砲を放り込むハリスの存在は、ビッグ3を擁するネッツでも貴重。レギュラーシーズン後半戦、そしてプレーオフでも、チャンピオンシップ獲得を狙うチームでハリスは重宝されるに違いない。

BASKETBALLKING VIDEO