3月18日(現地時間17日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツとミルウォーキー・バックスの2チーム間でトレードが合意に達したと『ESPN』が報じた。
このトレードで、ロケッツはPJ・タッカーとロディオンス・クルッツ、2022年のドラフト1巡目指名権(もともとはバックスのもの)を放出し、バックスからDJ・オーガスティン、DJ・ウィルソン、2023年のドラフト1巡目指名権を手にすることとなる。
17日終了時点で、バックスはイースタン・カンファレンス3位の25勝14敗。2年連続でシーズンMVPを獲得しているヤニス・アデトクンボを中心に、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデー、ブルック・ロペスというオールスター経験者を擁する強豪は、タッカーというベテランロールプレーヤーの獲得に成功。
今後タッカーはアデトクンボやロペス、ボビー・ポーティスと共にプレータイムをシェアしていくことが予想できる。196センチ111キロという屈強な身体を持ち、フィジカルコンタクトを得意とするタッカーは、複数のポジションをガードできるほか、カバーディフェンスでも貴重な働きをしてきただけに、バックスにとって貴重な戦力となるだろう。
ただ、バックアップのプレーメイカーであるオーガスティンを手放したため、シーズン終盤戦、プレーオフに向けてポイントガードを補強することになるかもしれない。
一方のロケッツは、現在17連敗中。18日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でクリスチャン・ウッドが待望の復帰を果たしたものの、今季のプレーオフ進出は絶望的となっている。