2021.02.23

ロケッツの名脇役PJ・タッカーに対し、依然として獲得に関心を示すバックス

タッカーは今季終了後に制限なしFAとなる[写真]=Getty Images
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 ヒューストン・ロケッツ在籍4年目をプレーするPJ・タッカーは、NBAキャリア10年目の35歳。196センチ111キロと屈強な体格を持ち、絶妙なヘルプと粘り強いディフェンスで貢献する名脇役。

 だがロケッツは昨季終了後、マイク・ダントーニ前HC(ヘッドコーチ)が辞任し、ブルックリン・ネッツのアシスタントコーチへ就任。ロバート・コビントンはポートランド・トレイルブレイザーズへトレードされ、ジェームズ・ハーデンはネッツ、ラッセル・ウェストブルックはワシントン・ウィザーズへとトレードで移籍しており、タッカーのトレードに関するウワサも出ていた。

 タッカーは今季ここまで26試合に出場し、全試合でスターターを務めているものの、平均4.7得点4.6リバウンド0.8スティールはロケッツ加入後としてはワーストで、フィールドゴール37.5パーセント、3ポイント32.9パーセントもここ4シーズンで最も低く、不振に陥っている。

 契約が今季限りで、今季終了後に制限なしフリーエージェントとなるタッカーに対し、獲得に関心を示しているチームは複数あるとすでに現地メディアから報じられているのだが、『THE RINGER』のケビン・オコナー記者は2月23日(現地時間22日、日付は以下同)にミルウォーキー・バックスが少なくとも昨年11月から興味を示していると報道。

 バックスは昨年11月にドリュー・ホリデーを獲得した4チーム間の大型トレードで複数のドラフト指名権を放出しているため、タッカーをトレードで獲得するためには、交換要員となる選手を差し出すことが必須となる。

 そこで浮上しているのがドンテ・ディヴィンチェンゾだという。キャリア3年目のシューティングガードは、今季スターターに定着し、31試合に出場して平均26.5分10.0得点4.5リバウンド2.8アシスト1.1スティールを記録している。

 今季のトレードデッドラインは3月26日。約1か月の間でバックスはフロントコートにベテランのタッカーを加えることができるのか。注目していきたい。

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