2021.03.06
1月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズを迎えた。
ロケッツは第1クォーター途中に20点ビハインドを背負うも、続く第2クォーターで36-18と巻き返して主導権を握る。するとブレイザーズが9点ビハインドで迎えた最終クォーターにギャリー・トレントJr.の9連続得点で残り10分1秒で逆転に成功。
その後両チームはリードが入れ替わったものの、ロケッツはジョン・ウォールのフリースロー2本、PJ・タッカーのティップショット、ビクター・オラディポのレイアップ、クリスチャン・ウッドのフリースロー1本、エリック・ゴードンのフリースロー2本が決まり、最終スコア104-101でブレイザーズを下した。
今季最長の4連勝を飾ったロケッツでは、オラディポが25得点7リバウンド5アシスト、ウッドが22得点12リバウンド、ウォールが20得点5リバウンド6アシスト、ダヌエル・ハウスJr.が11得点をマーク。
「あの時まではプレーするのが大変だったし、ケミストリーを見出すことが難しかった」。
1月14日に4チーム間の大型トレードでロケッツはジェームズ・ハーデンをブルックリン・ネッツへ放出し、オラディポ、ロディオンス・クルーツ、ダンテ・エクサムと複数のドラフト指名権を獲得。ウォールはそれまでの苦しさをそう表現し、こう続けた。
「で、トレードが決まると、このチームにはここでプレーしたいヤツらが集まった。そこからは自分たちのやりたかったことをこなし、いいチームになっていった。このチームは皆、それぞれが何かを証明したがっている」。
ロケッツはトレード前の戦績が3勝6敗でディフェンシブ・レーティングがリーグ22位の111.1だったものの、トレード後はこれで5勝3敗と白星先行。ディフェンシブ・レーティングはなんとリーグトップの102.7まで急浮上しており、新チームがまとまりを見せていることは数字からも見てとれる。
一方、敗れたブレイザーズではデイミアン・リラードがいずれもゲームハイとなる30得点9アシスト、トレントJr.が7本の3ポイント成功を含む23得点、アンファニー・サイモンズが14得点8リバウンド、エネス・カンターが13得点13リバウンド2ブロック、デリック・ジョーンズJr.が11得点7リバウンド3ブロック、カーメロ・アンソニーが6得点9リバウンドを残すも2連敗。
現在ブレイザーズはユスフ・ヌルキッチ(右手首)、ザック・コリンズ(足首)、CJ・マッカラム(左足)がケガで離脱していることに加え、この日はロバート・コビントンも脳震盪により欠場と、本来のスターター3人を欠く布陣となっている。
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