「俺たちは勝利するに値しない。ディフェンス面でやるべきことができていない。チーム全体、グループ、ユニットとしてダメだ。いいバスケットボールができていない」。
そう語ったのはジミー・バトラー。マイアミ・ヒートが誇る闘将は、4月17日(現地時間16日、日付は以下同)に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦に111-119で敗れたことに腹を立てていた。
ウェスタン・カンファレンス上位のフェニックス・サンズ、デンバー・ナゲッツに連敗を喫したものの、ウルブズは同下位に沈むチーム。バトラーは古巣相手にゲームハイの30得点に10リバウンド8アシスト3スティール。さらにトレバー・アリーザが21得点7リバウンド2ブロック、バム・アデバヨが17得点、ゴラン・ドラギッチが15得点3スティール、ダンカン・ロビンソンが11得点と続いた。
だが肝心のディフェンスで持ち味を発揮できず、ウルブズにフィールドゴール51.9パーセント(42/81)、3ポイント41.7パーセント(15/36)と高確率なショットを許してしまい、3連敗を喫することに。
「俺たちがそのことをどう理解するかだ。俺たちがこの先どこへ向かうかは分からない。このチームがこれからどんなプレーを見せていくのか、俺には分からない」と悔しさを噛みしめたバトラーは、アデバヨの奮起も求めていた。
「バムにはもっとアタックしてほしい。彼の前でずっとガードできるヤツなんていないからだ。彼がアタックすればファウルされるか誰かの上からダンクすることになる。相手を痛めつけるバスケットだ。俺はそれが好きでね」。
この3連敗により、ヒートはイースタン・カンファレンス7位の28勝28敗へと転落。6位のニューヨーク・ニックス(30勝27敗)とは1.5ゲーム差ながら、9位のインディアナ・ペイサーズ(26勝29敗)とのゲーム差も1.5まで迫っており、マストウィンで臨んでいく必要がある。
はたして、昨季のイースト覇者はリーダーの言葉をモチベーションとし、息を吹き返すことができるのか。まずは19日のブルックリン・ネッツ戦を必勝態勢で臨み、連敗をストップしたいところだ。