2021.08.02
2月27日(現地時間26日、日付は以下同)に行なわれたユタ・ジャズ対マイアミ・ヒート戦は、終始1ケタ点差という緊迫したゲームとなり、第4クォーター中盤に抜け出したヒートがリードを守り、124-116で勝利を手にした。
「今夜僕たちは、相手のイージーショットを取り除こうとトライしたんだ。それを実行することができたよ」。
この日ベンチから26得点の大活躍を見せたゴラン・ドラギッチがそう話したように、ヒートは第4クォーターにジャズのフィールドゴールをわずか29パーセントに抑え込み、リーグベストの戦績を残す強敵を下した。
エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は「ハイレベルな試合だった。我々は勝負どころでいくつかビッグプレーを決めることができた」と語り、ヒートは今季最長となる5連勝をマーク。
ヒートではドラギッチのほか、ジミー・バトラーがゲームハイの33得点に10リバウンド8アシスト、バム・アデバヨが19得点11リバウンド7アシスト。さらにはダンカン・ロビンソンが15得点6リバウンド、ケンドリック・ナンが12得点、アンドレ・イグダーラが第4クォーターに残した5得点を含む計8得点に5リバウンド2アシストと続いた。
ジャズではドノバン・ミッチェルが30得点6リバウンド3スティール、ボーヤン・ボグダノビッチが17得点、ルディ・ゴベアが15得点12リバウンド2ブロック、マイク・コンリーが14得点7アシスト。ベンチからはジョー・イングルズとジョーダン・クラークソンがそれぞれ13得点を残すも、ここ4戦で2敗目を喫した。
26勝7敗で依然としてリーグベストの戦績を残すジャズだが、第4クォーター開始時点でリードしていた試合では24戦無敗ながら、ビハインドを背負っていた試合では2勝7敗と、最終クォーターで逆転して勝ち切ることができていない。
「我々はミスを多くしてしまった。(オフェンスとディフェンスの)両エンドでたくさん息詰まってしまったんだ。このチームにはもっとうまくやるべきことがたくさんある」とクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)は振り返った。
ヒートはこの勝利で16勝17敗とし、イースタン・カンファレンス5位へと浮上したものの、闘将バトラーは全くといっていいほど満足などしていない。
「俺たちはまだいい状態だとは言いたくないね。このチームはまだ解明していくことがたくさんあるし、向上すべきこともたくさんある。それは俺自身もそうだし、チームの皆にも言えること。俺はただ、このチームが最高さ、俺たちはいい状態だ、というような気が緩んでしまうところに位置づけしたくない。このチームはそういうケースには該当しないけどね。まだまだ先は長いんだ」。
もっとも、ヒートが徐々に存在感を強めてきているのは事実。ここ10戦で見ても7勝3敗と好調を維持しており、昨季のイースト覇者が息を吹き返してきているのは間違いない。
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