ヒート一筋13年目、エリック・スポールストラHCがNBA史上6人目の快挙を達成

ヒートのスポールストラHC[写真]=Getty Images

 マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、今季でヒート一筋13シーズン目。これまでNBA優勝2度、ファイナル進出5度という見事な実績を残している。

 そして4月29日(現地時間28日、日付は以下同)に行なわれたサンアントニオ・スパーズ戦に勝利したことで、HCとして通算600勝(422敗/勝率58.7パーセント)という節目に到達。

 1つの球団で600勝以上をあげたのは、スポールストラHCがNBA史上6人目。これまでにこの記録をクリアしたのはグレッグ・ポポヴィッチ(スパーズ/1308勝)、ジェリー・スローン(ユタ・ジャズ/1127勝)、レッド・アワーバック(ボストン・セルティックス/795勝)、レッド・ホルツマン(ニューヨーク・ニックス/619勝)、フィル・ジャクソン(ロサンゼルス・レイカーズ/610勝)のみと、まさにエリートクラブである。

「光栄だね。当然、私はパット(ライリー球団社長)、ミッキー(アリソン オーナー)がこのフランチャイズでコーチするという信じられない機会を与えてくれたことに感謝している。彼らが創設してきた何かを正しい方法でやり遂げるという責任感も感じているよ」。

 スポールストラHCはスパーズ戦終了後、エリートクラブ入りについてそう語り、あらためてこの環境に感謝の気持ちを示していた。

 ヒートは30日終了時点でイースタン・カンファレンス7位の33勝30敗。4位のニューヨーク・ニックス(35勝28敗)とは2.0ゲーム差である一方、8位のシャーロット・ホーネッツ(30勝32敗)とは2.5ゲーム差のため、レギュラーシーズン終了まで順位が変動する可能性があるものの、昨季のファイナリストは今季も虎視眈々とチャンピオンの座を狙っているに違いない。

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