2021.05.25

これまでの道のりを「タフだった」と語ったクラークソンが最優秀シックスマン賞を獲得

今季ジャズで自己最高の成績を残したクラークソン[写真]=Getty Images
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 5月25日(現地時間24日、日付は以下同)。NBAは2020-21シーズンの最優秀シックスマン賞にジョーダン・クラークソン(ユタ・ジャズ)が選ばれたことを発表した。

 先日発表された同賞の最終候補に入ったのは、クラークソン、ジョー・イングルズ(ジャズ)、デリック・ローズ(ニューヨーク・ニックス)の3人。100人のスポーツ記者と放送関係者による投票の結果、クラークソンが65人から1位票(5ポイント換算)を獲得し、計407ポイントでトップとなり、フランチャイズ史上初となるシックスマン賞を獲得。

 2014年のドラフト2巡目全体46位でワシントン・ウィザーズから指名されたクラークソンは、ドラフト翌日にロサンゼルス・レイカーズへトレード。レイカーズでキャリアをスタートし、レイカーズで約4シーズン、クリーブランド・キャバリアーズで約3シーズンをプレー。

 昨季途中にトレードでジャズへ移籍し、シックスマンに定着。今季は68試合(うち先発は1試合)の出場でいずれも自己最高となる平均18.4得点4.0リバウンドに2.5アシストをマークし、リーグトップの52勝20敗を残したジャズの躍進に大きく貢献。

 

 この日行なわれた『TNT』の「Inside The NBA」のインタビューで、クラークソンはこれまでのキャリアについてこう振り返っている。

「僕にとってはタフだった。最初の数年、僕はLAでスタートし、ゲームでどうやってインパクトを残せるか、自分ならどんなことを持ち込めるのかを模索していたんだ。役割を与えられたら、自分は一生懸命に取り組んできた。クリーブランドからユタへトレードされてから、全てが本当にうまくいったんだ。このチームの皆はそれぞれの役割を理解しているし、何をすべきか分かっているからね」。

 ジャズ加入がターニングポイントとなった28歳のインスタントスコアラーは「僕はただその役割を受け入れて、徹しているだけ」と語り、自身初のアワード獲得を喜んでいた。

 今季の最優秀シックスマン賞の投票結果トップ5は下記のとおり。
※チーム名は略称、カッコ内の数字は1位票獲得数

■2020-21最優秀シックスマン賞の投票結果上位5選手
1.ジョーダン・クラークソン(ジャズ):407ポイント(65)
2.ジョー・イングルズ(ジャズ):272ポイント(34)
3.デリック・ローズ(ニックス):77ポイント(1)
4.ジェイレン・ブランソン(マブス):67ポイント(0)
5.ティム・ハーダウェイJr.(マブス):24ポイント(0)

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