ロースター全員がファイナル初出場のバックス、ミドルトンは「ベストを尽くしていく」

バックスのミドルトン(左)とサンズのポール(右)[写真]=Getty Images

 7月7日(現地時間6日、日付は以下同)に幕を開けるNBAファイナル初戦を翌日に控え、フェニックス・サンズとミルウォーキー・バックスの選手たちがメディアデーに応じた。

 サンズではマイアミ・ヒートの一員として昨季ファイナルを経験したジェイ・クラウダーがいるものの、バックスはファイナル経験者が皆無。大黒柱ヤニス・アデトクンボ(左膝の過伸展)の出場も危ぶまれている状況だ。

 そうした中、プレーオフでここまで平均23.4得点8.0リバウンド5.1アシスト1.5スティールでチームを引っ張るクリス・ミドルトンは「最高の気分。できたらここから数日いや1、2週間のうちにもう1つ、より良い瞬間を味わいたいね。チームはここまですばらしい戦いができている。チーム皆で努力をしてきたんだ。この舞台に立てたことを感謝している」と口にしていた。

 NBAチャンピオンという大きな勲章をかけたシリーズを前に、バックスのスコアラーは「時間を無駄にはしたくない。自分の全てを捧げていく。自分にできる限り、ベストを尽くしていくよ。僕は偉大な選手にはなれないかもしれないけど、ベストな自分自身になることはできると感じている」と意気込む。

 プレーオフに入りスイッチングディフェンスが奏功しているバックス。その中で、ミドルトンはビッグマンのブルック・ロペスの働きを称賛していた。

「(スイッチングディフェンスでは)最も大柄な男、つまりブルックがアジャストしなきゃいけない。彼は7フィート(213センチ)あるけど、相手のポイントガードやシューティングガードにスイッチしなきゃならない。相手はブルックへ(スピードの)アドバンテージを活かそうとするけど、彼はサイズと長さ、ショットのコンテストでいい仕事をしてくれている」。

 また、今季途中からチームに加わったPJ・タッカーについても「彼には豊富な経験がある。キャリアを通して、1番(ポイントガード)から5番(センター)をガードしてきた。だから彼がチームにいてくれることで自信を与えてくれるし、このチームは異なるラインナップにもぶつけることができるから最高さ」と期待を寄せていた。

 3ポイント全盛の現代では、ペイントエリア(レイアップ)と3ポイントを多用し、ミドルレンジやロングレンジのジャンパーを多用するケースが減っているのだが、今年のファイナルではサンズのクリス・ポールデビン・ブッカー、そしてミドルトンというリーグ有数のミドルレンジの使い手がいる。

「僕にとってはすごく重要な武器だ。多くのコーチたちやチームのスキームが、スリーとレイアップを打たせたがっている。それが多くのチームから求められることだ。でもそれを止めてしまえば、一気に見込めなくなってしまう。そういう時こそ、(ミドルがあれば)視界は広がるんだ。それを磨くことで、自分にとっては(ミドルジャンパーが)レイアップやスリーのように見えてくるものなのさ」とミドルトン。

 ファイナルでは豪快なダンクの連発、あるいは3ポイントの応酬という展開になることも予想できるが、互いのディフェンスが強固になることで、得意なプレーをさせずに重苦しい展開になることもあるだろう。

 そういう時に、苦しい状況を打開するのはポールやブッカー、あるいはミドルトンが繰り出すミドルレンジジャンパーになるかもしれないだけに、彼らのプレーにも注目していただきたい。

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