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1月中旬。ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードはここ数年悩まされてきた腹部の手術に踏み切り、6~8週間後に再検査をすることがチーム側から発表された。
昨季までのキャリア9シーズンで、長期離脱とは無縁だった31歳のスコアリングガードにとって、6週間も欠場することは自身初。今季もチームトップの平均24.0得点7.3アシストを残していただけに、ブレイザーズは大きな戦力ダウンとなったことは言うまでもない。
1月23日(現地時間22日、日付は以下同)。そのリラードがポートランドのメディアへ対応。ブレイザーズは現時点でウェスタン・カンファレンス10位の19勝26敗。なんとかプレーイン・トーナメント出場圏内にいるものの、リラードはこのケガから“急いで”復帰することはないと明かした。
昨季まで8シーズン連続でプレーオフへと駒を進めているブレイザーズだが、13位のサンアントニオ・スパーズ(17勝29敗)とは2.5ゲーム差で、今後もし黒星先行となってしまえば、プレーイン・トーナメント進出にこぎつけなくなるかもしれない。
もしプレーイン・トーナメント進出圏外まで沈んでしまえば、ブレイザーズは勝利を目指しつつ、今年のドラフトを前にロッタリーピック(指名順位の抽選会)に参加することとなる。
ポートランドでチャンピオンシップ獲得を心底望んでいるリラードのスタンスは明確だ。「もしこのチームがドラフト指名権をかけてプレーするなら、筋が通らなくなってしまう。俺はそのためにプレーしないからね。それがこのチームにとってベストな状況になってしまえば、あるいはそう決断した場合は、俺がプレーする意味はなくなってしまう」。
そのため、今季リラードがブレイザーズの一員として復帰するためには、チームが少なくともプレーイン・トーナメント進出圏内あるいはそこから数ゲーム差以内にいることが条件となる。
現有戦力を考慮すると、ブレイザーズがこの条件をクリアできると楽観視することはできないはずだ。チャウンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)の下、チームがどこまで勝利をつかんでいくことができるのか。今後の戦いぶりに注目していきたい。
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