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5月18日(現地時間17日、日付は以下同)に行なわれたイースタン・カンファレンス・ファイナル初戦は、前半を終えてアウェイのボストン・セルティックスが62-54でマイアミ・ヒートからリードを手にしていた。
ところが、第3クォーターに入ってヒートが39-14と爆走。セルティックスはこのクォーターにフィールドゴール成功率わずか13.3パーセント(2/15)に終わり、8本のターンオーバーを喫することに。
「我々はあのクォーターを除く3クォーターで勝っていた。だがあのクォーターが突出していたのは間違いない。第4クォーターで再び良いプレーをし始めて、相手のフィジカリティに対抗していた。だが(フィールドゴール)2/15で39-14から打ち勝つことは難しい」。
セルティックスのイメ・ユドーカHC(ヘッドコーチ)がそう話していたように、セルティックスは第3クォーターを除く3つのクォーターではヒートを得点で上回っていたものの、試合は最終スコア118-107でヒートが先勝。
なかでも際立っていたのがジミー・バトラーだ。第3クォーターに17得点3スティール1ブロックと爆発し、1人でセルティックスの総得点(14得点)を上回ってみせた。
バトラーはこの試合でゲームハイの41得点に9リバウンド5アシスト4スティール3ブロックをマーク。そしてタイラー・ヒーローが18得点8リバウンド、ゲイブ・ビンセントが17得点3ブロック、マックス・ストゥルースが11得点2スティール、バム・アデバヨが10得点4ブロックと続いた。
「俺は正しいやり方でバスケットボールをプレーし続けていく。オープンだったらシュートするし、アタックして、オープンな男を見つけていく。正直なところ、これはチームとして取り組んできたことなのさ」。
試合後にそう語ったバトラーは、今季レギュラーシーズンでは37得点が最多だったのだが、プレーオフに入ってからすでに3度目の40得点超えを記録しており、攻防両面でヒートを引っ張っている。
そんな闘将を、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は「ジミー・バトラーはエリートな競争者。このリーグには数多くの選手たちがいるが、彼は勝利するために競い合っているんだ」と称えていた。
セルティックスとヒートによるシリーズ第2戦は20日に行なわれる。ヒートがホームで2連勝できれば、シリーズを優位に進めていくことができるだろう。