2022.06.20

テイタムの父が息子に心温まるメッセージ「これ以上にない父の日のプレゼント」

テイタムはファイナルで平均21.5得点を記録するも、NBA制覇へは届かなかった[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)にとって最初のNBAファイナルは、あと一歩及ばずに幕を下した。若きエースは1試合平均21.5得点を記録するも、その重圧からかフィールドゴール成功率は36.2パーセントと低調だったうえ、数多くのターンオーバーを誘発されてしまった。

 それでも、テイタムの父親は勇敢に戦った息子にインスタグラムを介して惜しみない賛辞を送っている。

「この2カ月は父親にとって、これ以上にない父の日のプレゼントだった、お前が最高峰の舞台で戦い、歴史を作っていく姿を目の当たりにすることができた。夢が実現した。お前が戦いに敗れたと感じるのは自然なことだろう。でも、俺の目にはお前が勝者として映っている」

「プレーオフの出場時間でリーグリーダーとなり、チームオフェンスの45パーセントを担い、ゴールデンステイト・ウォリアーズを第6戦まで苦しめた。LiL-Jよ、頭を上げろ。ファイナルを除く全てのカテゴリーで、お前は勝者となった。今、お前はそれが何をもたらしたか、理解していることだろう。息子よ、お前を誇りに思う。愛しているよ」

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 テイタムは、2021年に『ESPN』のインタビューの中で、「普通の父親と子供のようなことはしてこなかったと」若い頃は父親との関係が円滑ではなかったことを明かしている。

「俺は高校時代、全米ナンバーワンの選手だった。ただ、チームには他のメンバーもいて、彼が得点すると、父親は立ち上がって拍手をしていたね。でも、俺が40得点をマークしても、彼は拍手もせずそこに座っているだけだった。そして、試合後は俺に会わないように会場を後にしていた」

「父に電話をして、俺が(試合で)何をしたか見たかと尋ねると、彼は『お前は元々そうする予定だっただろ』と返答したんだ。気が狂いそうになったね。だから、僕はジムに行って、次は50点取ろうと努力した。それが僕の原動力だったんだ」

 厳しく接する父と、それをバネに高みまで登り詰めたテイタム。もしかすると、父はテイタムの性格を理解した上で、このように冷たい態度を取っていたのかもしれない。

 なお、現在の2人はもっと親密な関係にあり、父親からの鼓舞がテイタムを奮い立たせる燃料となっているもよう。彼は父のメッセージに「#TrustMeHeWillBeBackとコメントしており、必ずまたファイナルの舞台に立つことを宣言している。

 今回のNBAファイナルで、唯一足りてなかった経験値を身につけたセルティックス。苦渋を舐めさせられたテイタムはいつの日か、ボストンにチャンピオンリングを持ち帰ってくれるだろう。

 文=Meiji

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