2023.02.17

ネブラスカ大学の富永啓生がステフィン・カリーとSNS上で交流「Love it, Keisei!」

2019年にはカリー(中央)との対談という貴重な体験をしている富永(左)(右は三谷桂司郎)[写真]=兼子愼一郎
バスケ情報専門サイト

 2月17日、NCAA1部のネブラスカ大学で2年目のシーズンを送っている富永啓生について、所属するビッグ10・カンファレンスの公式Twitterでインタビュー動画が公開された。

 富永は武器である3ポイントシュートと持ち前の爆発力で30得点、24得点、22得点、22得点と、現在4試合連続でハイパフォーマンスを発揮。所属カンファレンスのTwitterでは、富永を“和製ステフィン・カリー”と表現してピックアップしている。

 このツイートに対し、NBAのスーパースターであるステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)自身が反応し、コメントを送っている。

 カリーが「Love it, Keisei!(いいね、啓生!)」とメッセージを送ると、富永も「Appreciate it, Steph!(ありがとう、ステフ!)」と返信し、SNS上で貴重なやり取りを交わした。

 富永とカリーによる夢のようなラリーは、今回たまたま起きたわけではない。2人の関係がスタートしたのは、富永の進学先がNJCAA(全米短期大学体育協会)1部所属のレンジャー短期大学へ決まり、アメリカ挑戦が控えていた時期まで遡る。

 カリーが来日した2019年6月、富永は三谷桂司郎(筑波大学)とともにイベントへ参加し、世界的スター選手との対談という貴重な体験をしている。

 この対談で富永は「レベルの高いチームの中で、ライバルたちへ追いつくためにどんなことをしていましたか?」と質問すると、カリーは「うまくなるために、ライバルがたくさんいるというのはすばらしい環境で、それをどんどん活かしていくといいと思う。その中で、自分を信じるという気持ちを失わないこと。とにかく自分がうまくなるということにフォーカスしてほしい」とポジティブな言葉でアドバイスを送った。

 その後、富永は短大からNCAA1部のネブラスカ大へ編入し、2年目の今シーズンはさらに存在感を強めている。2人が出会ってから約4年の歳月が経ったが、目標であるNBAへ向けて前進を続ける富永を、カリーは今でも温かく見守ってくれているのかもしれない。

BASKETBALLKING VIDEO