2023.02.26

2月だけで2度目の3Pシュート12本成功を達成したトンプソン「僕が満足することはない」

ロケッツ戦で大暴れを見せたトンプソン[写真]=Getty Images
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 昨シーズンの覇者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、オールスターブレイク明け初戦となった2月24日(現地時間23日、日付は以下同)のロサンゼルス・レイカーズ戦を111-124で落としていた。

 翌25日のヒューストン・ロケッツ戦。ウォリアーズはステフィン・カリー(左足のケガ)に加えてドレイモンド・グリーンも右ヒザの打撲により欠場。そこでクレイ・トンプソンが大暴れを見せてウォリアーズを116-101の勝利へと導いた。

 トンプソンは3ポイントシュート成功率で驚異の70.6パーセント(12/17)、フリースロー6本すべて決め切り、ゲームハイの42得点に7リバウンド1アシスト。さらにジョーダン・プールが15得点8アシスト、ドンテ・ディビンチェンゾが15得点4アシスト、パトリック・ボールドウィンJr.が11得点、ケボン・ルーニーが13リバウンド2ブロックをマーク。

 なかでもトンプソンは2ポイントショットが成功ゼロだった選手として歴代最多得点をたたき出したほか、今シーズン最多タイとなる12本の3ポイントシュート成功という強烈なインパクトを残してみせた。

 2018年10月30日にレギュラーシーズンとして1試合歴代最多の14本の3ポイントシュート成功というNBA記録を保持する33歳のシューティングガードは、2月7日のオクラホマシティ・サンダー戦に続く12本の長距離砲をねじ込んでおり、キャリア3度目となる1試合12本以上の3ポイントシュートを成功。

 これにはトンプソン自身も「間違いなく心地よいね」と思えるパフォーマンスだったという。

「僕はいつだって自分がプレーしていなかった年のことをじっくり考えるんだ。サイドラインにいて、(試合を)見ていた時のことを考えている。今はすべてのことを広い視野で見るのは簡単だし、自分の体が動いていて、最高のペースでプレーできていることに感謝している」

 今シーズン、開幕からプレーを続けるトンプソンは、48試合に出場して平均32.7分21.9得点3.9リバウンド2.4アシストを残しており、自慢の3ポイントシュートは成功率40.8パーセントで、1試合平均4.4本成功はキャリアハイとなっている。

 ウォリアーズには3ポイントシュートでレギュラーシーズン通算3302本、プレーオフ通算561本と、いずれもNBA歴代最多の成功数を保持するカリーがいるのだが、そのカリーでも1試合12本以上は2度のみ。トンプソンはこう話す。

「僕はこれまで誰も達成したことがないことをやってのけた。僕は今でも偉大な選手になるべく、すごくハングリーなんだ。満足することなんてないのさ」

 ウォリアーズは26日終了時点でウェスタン・カンファレンス9位の30勝30敗。プレーイン・トーナメントを回避すべく、レギュラーシーズン終了を前に6位以降へと順位を上げていきたいところだ。

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