2023.09.03

ウルブズ在籍2年目のゴベア「僕らは本当に良いチームになる潜在能力があると思う」

昨季からウルブズへ入団したゴベア[写真]=Getty Images
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ゴベアだけでなくエドワーズやタウンズらもワールドカップに出場
「国際大会で得た経験は、自分たちのチームを助けることにもなる」

 9月2日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」はグループフェーズのファーストラウンドで敗退したチームによる順位決定戦の最終日となり、フランス代表は87-77でコートジボワール代表を下し、3勝2敗で大会を終えた。

 優勝候補の一角としてワールドカップを迎えるも、カナダ代表、ラトビア代表相手に2連敗を喫したことで、フランスはまさかのファーストラウンド敗退。そこから3連勝を飾ったとはいえ、フランスとしては予想外の結末になったことは間違いない。

 今大会で4試合に出場したルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)は、平均23.9分10.8得点8.3リバウンド1.3アシスト1.8ブロックを記録。早すぎる結末を終えたビッグマンは、NBA入りから9年間も在籍したユタ・ジャズからトレードで加入したウルブズで迎えた昨シーズンについて『Eurohoops』へ「適応することがたくさんあった。コート内外でね。新たな組織、新しいファンベースに加わり、新しい場所で迎えたんだから」と切り出し、こう続けていた。

「けど素晴らしい1年を送ったと思う。自分たちが望む位置には行けなかったけど、僕らは困難にも耐え抜いた。たくさんのケガに見舞われて、思うようにはいかなかった。けど僕らは戦い続けたんだ。僕はこのチームが持つマインドセットを気に入っている。特にプレーオフでね。僕らは戦い抜いたんだ」

 昨シーズンのウルブズは、ウェスタン・カンファレンス8位の42勝40敗でレギュラーシーズンを終え、2シーズン連続でプレーイン・トーナメントの末にプレーオフへ出場。

 ただ、ゴベアが語ったとおり、カール・アンソニー・タウンズが29試合、カイル・アンダーソンが69試合、ナズ・リードが68試合の出場に終わるなど、主力選手たちのケガに泣いた。

 そうして迎えたオフシーズン。ウルブズではゴベアに加え、アンソニー・エドワーズがアメリカ代表、タウンズがドミニカ共和国代表、アンダーソンが「Li Kaier」の中国名で中国代表、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーがカナダ代表としてワールドカップへ出場している。これにはゴベアも「彼らがそれぞれの国を代表しているのを見ることができて本当にうれしい。国際大会で得た経験は、自分たちのチームを助けることにもなる」と話していた。

フランス代表の守護神としてプレーするゴベア[写真]=Getty Images

 今シーズンのウルブズは、主要メンバーの大半が残っていることに加え、FA(フリーエージェント)戦線でシェイク・ミルトン、トロイ・ブラウンJr.を獲得して選手層を厚くすることに成功。

「僕らは本当に良いチームになるポテンシャル(潜在能力)があると思っている。トレーニングキャンプで良い習慣を構築していくことで、リーグトップ2のディフェンシブチームになるポテンシャルを秘めていると思うんだ。オフェンス面について、どれほどのタレントがそろっているかは話す必要はないね」

 ウルブズ在籍2年目となる今シーズンに向けて、ゴベアはそう意気込んでいた。ウルブズは10月26日(現地時間25日)のトロント・ラプターズ戦で開幕戦を迎えることとなる。

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