9月28日（現地時間27日、日付は以下同）。ミルウォーキー・バックス、フェニックス・サンズ、ポートランド・トレイルブレイザーズによる3チーム間トレードが成立し、7月上旬にブレイザーズへトレードを要求していたデイミアン・リラードがバックスへ移籍した。

　すると翌29日には、ホームアリーナのファイサーブ・フォーラム内にある「バックス・プロショップ」が、背番号0のリラードのジャージーを先行販売するとX（旧Twitter）アカウントへ投稿。

　リーグ最高級のスコアリングガードが新天地へ移籍したことで、大盛り上がりを見せていると言っていいだろう。

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— Milwaukee Bucks (@Bucks) September 28, 2023

　そうしたなか、当初リラードの移籍希望先に挙がっていたマイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローが自身のXアカウントへ投稿。リラード獲得の交換要員と報じられていた男はこう綴っていた。

「いや冗談抜きでさ…ミルウォーキー育ちの男としては、デイム（リラードの愛称）のジャージーが欲しいんだよね」

　ケンタッキー大学で1シーズンをプレーし、アーリーエントリーをしてNBA入りしたヒーローだが、生まれはウィスコンシン州ミルウォーキーで、同州の高校にも通っていたのだから、ホームチームにリラードが加入したことに喜びを隠せなかったということなのだろう。

　ヒートとバックスは「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドで対戦し、第8シードのヒートが第1シードのバックスを4勝1敗で撃破。昨シーズンのヒートはイースタン・カンファレンスを制して「NBAファイナル2023」まで勝ち上がった。

　今シーズン。この2チームが対戦するのは3度。10月31日、11月29日、来年2月14日に組まれており、11月を除く2試合がミルウォーキーで開催される。そこでヒーローは、ヒートの得点源の一角としてリラードが加入したバックスと戦う。

　コート上では勝利を目指して競い合うものの、ヒーローが試合の前後あるいはミルウォーキー滞在時にリラードと会い、ジャージーをもらう、あるいは交換することになるかもしれない。