2023.11.28

主要3選手不在のナゲッツがクリッパーズに勝利…ジャクソンが古巣相手に35得点の大暴れ

殊勲の働きを見せたジャクソン[写真]=Getty Images
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 デンバー・ナゲッツは、11月28日(現地時間27日、日付は以下同)に敵地クリプトドットコム・アリーナで開催されたロサンゼルス・クリッパーズ戦でニコラ・ヨキッチ(腰の痛み)、ジャマール・マレー(右ハムストリングの張り)、アーロン・ゴードン(右かかとの張り)というスターター3選手を欠く布陣で臨むことに。

 対するクリッパーズはカワイ・レナードポール・ジョージラッセル・ウェストブルックジェームズ・ハーデンというスーパースター4人がそろっており、昨シーズンの王者ナゲッツにとっては不利な状況のはずだった。

 ナゲッツはマイケル・ポーターJr.がファウルトラブルに陥り、フィールドゴール成功率23.1パーセント(3/13)の計8得点に10リバウンド3アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが同21.4パーセント(3/14)の計12得点と、残りの先発陣もショットが不発だったのだが、同点13度、リードチェンジ13度の末に113-104で勝利。

「ベストプレーヤーたちを欠くなかで試合に勝てた時というのは、チームの選手層の厚さ、それに互いを信じ合っていることを表わしている。今夜はスペシャルだった」

 ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は試合後にそう語り、選手たちの奮闘を称えていた。この日チームを引っ張ったのは、レジー・ジャクソンディアンドレ・ジョーダンというベテラン組。ジャクソンは昨シーズン途中までの約4シーズン、ジョーダンはNBAキャリア最初の10シーズンでクリッパーズに在籍しており、2人のベテランが古巣相手に見事なパフォーマンスを見せた。

 両選手はクリッパーズでチームメートだったわけではないものの、この試合で5度もアリウープを成功。ジャクソンのパスからジョーダンが跳び上がり、豪快なダンクをたたき込んで相手チームのリングを強襲。

 ジャクソンはフィールドゴール成功率78.9パーセント(15/19)の大当たりでゲームハイの35得点13アシストと大暴れ。ジョーダンも同72.7パーセント(8/11)の計21得点にチーム最多の13リバウンドをマークし、ナゲッツへ今シーズン12勝目(6敗)をもたらした。

 殊勲の働きで勝利へ導いたジャクソンは「気持ちいい勝利の1つになったのは間違いないね。メインの選手たちがいないなか、チームにとって本当に最高の勝利になった。粘り強いグループとしてね。僕らが戦い続けたことを誇りに思うよ」と話していた。

 巧みなボールハンドリングからレイアップにジャンパー、3ポイントシュートなどを決めつつ、鋭いパスで味方の得点機会も演出したジャクソンの働きは見事だったと言っていいはずだ。

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