2024.04.14

NBA史上初…残り1試合でウェストの3チームが56勝25敗で首位争いを展開

ウルブズのゴベア(左)とナゲッツのヨキッチ(右)[写真]=Getty Images
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 NBAの2023-24レギュラーシーズンは、全30チームが82試合のうち81試合を終え、イースタン・カンファレンスは4チーム、ウェスタン・カンファレンスでは5チームが「NBAプレーオフ2024」出場を決めている。

 4月15日(現地時間14日、日付は以下同)のシーズン最終日に全30チームが最終戦をこなし、17日から20日にかけてプレーイン・トーナメントが開催され、21日に幕を開けるプレーオフへ出場する各カンファレンス8チーム(計16チーム)が決定する。

 ただ、ウェストでは現時点でオクラホマシティ・サンダー、ミネソタ・ティンバーウルブズ、デンバー・ナゲッツが56勝25敗(勝率69.1パーセント)で並んでおり、第1シードの行方は最終日の試合が終わるまで分からないという大激戦。

 レギュラーシーズン最終日を迎える時点で、3チームが56勝25敗で並び、カンファレンス首位の座を手にするチャンスを残しているのはNBA史上初。ウェスト第1シードを獲得したチームは、プレーオフのカンファレンス・ファイナルまでホームコート・アドバンテージが約束され、イーストからボストン・セルティックス(63勝18敗)以外のチームが勝ち上がってくれば、「NBAファイナル2024」でもホームコート・アドバンテージを確保できるだけに重要な意味を持つ。

 ただ、この3チームの中で最も不利な様相となっているのが昨シーズンの覇者ナゲッツだ。11日にウルブズとの直接対決をモノにし、ウェスト首位に立つも、13日のサンアントニオ・スパーズ戦で大逆転負け(120-121)を喫してしまった。そのため、ナゲッツがウェスト第1シードを獲得することができる唯一のケースは、最終戦で勝利を飾るとともに、サンダーとウルブズがどちらも敗れた場合のみとなってしまった。

 15日の最終戦で、ナゲッツはメンフィス・グリズリーズと対決する。その傍ら、サンダーはウェスト5位が決定しているダラス・マーベリックス、ウルブズは同7位にいるフェニックス・サンズと戦うこととなる。

 歴史的な大混戦となった今シーズンのウェスト首位争いを制するのはどのチームになるのか。そしてプレーオフへ自動的に出場できるウェスト6位にはニューオーリンズ・ペリカンズ(49勝32敗)とサンズ(48勝33敗)のどちらが入るのか、さらにはウェスト8~10位にいるロサンゼルス・レイカーズ、サクラメント・キングス、ゴールデンステイト・ウォリアーズがどの順位でプレーインを迎えるのかも気になるところだ。

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