「自分が放ったショットは全てリングに吸い込まれると感じている」と自信満々
11月25日。オーストラリアとニュージーランドのチームで構成されるプロバスケットボールリーグNBLの試合で、史上最年少のトリプルダブルが生まれた。
イラワラ・ホークスに所属するラメロ・ボール(18歳)が、ケアンズ・タイパンズ戦でいずれもゲームハイとなる32得点11リバウンド13アシストのトリプルダブルをたたき出した。
ボールは残り5.0秒で延長へと持ち込む貴重な3ポイントを沈めるなど、フィールドゴール20投中11本(うち3ポイントは7投中4本)成功に加えて、フリースロー8投中6本を沈める活躍で、ホークスを114-106で勝利へと導く殊勲者に。
ニューオーリンズ・ペリカンズに所属するロンゾの弟ラメロは、2020年のNBAドラフトでトップ5指名が予想される有望株。ここまで平均16.3得点7.1リバウンド6.7アシストを記録している万能ガードだ。
トリプルダブルを達成し、チームを勝利へと導いたボールは「僕は自分自身のことをものすごく信じているし、(プレーに対する)自信は本当に高いレベルにある。だから自分が放ったショットは全てリングに吸い込まれると感じているんだ。毎日向上できるようにトライしているし、最高のプレーを見せようとトライしているだけさ」と自信満々。
NBLホークスでコーチを務めるマット・フリンは「今夜、皆は彼がどれだけいろんなことができるかを見ることができたと思うよ。練習の中で、我々は頻繁に同じようなプレーを目にしているんだ」とボールを絶賛し、さらにこう続けた。
「彼は実に多くの方法でゲームにインパクトを与えている。コーチとしてとてもうれしいし、彼はゲームの中でチームメートたちも活かしてくれているんだ。このリーグにはいい選手がたくさんいるが、本物のすばらしい選手たちというのは、周囲の選手たちまで向上させることができるんだ」。
来年のNBAドラフトへアーリーエントリーすることがウワサされるボールにとって、この日のトリプルダブルは今後に向けて大きなアピールとなったに違いない。