昨季途中にアトランタ・ホークスからトロント・ラプターズへ移籍したジェレミー・リンは、NBAキャリア9年目にして初のNBAチャンピオンとなった。
ところが、フリーエージェント(FA)として迎えた昨夏にNBAチームからオファーは届かず、CBA(中国リーグ)の北京ダックスへと移籍。新天地では43試合に出場して平均22.4得点5.6リバウンド5.6アシスト1.9スティールを残したのだが、先月リンは自身のインスタグラムにて来季チームに戻らないことを決めたと投稿。
32歳のコンボガードは、FAとしてNBAチームからのオファーを待ち、復帰すべく準備していくこととなった。
10月25日。中国メディア『Weixin』は信頼できる情報筋から得たものとして、ゴールデンステイト・ウォリアーズがリンの獲得に関心があると報道。理由はリンのルーキーシーズンにチームメートだったステフィン・カリーがそのプレーを気に入っているからだという。
ウォリアーズがリンに対して高額年俸を提示する可能性は低い。だが今のリンにとって最も重要なのは、高額年俸ではなくNBAに復帰してプレーすることにあるだけに、もしオファーがあれば前向きに検討することだろう。
また、同メディアは将来リンがブルックリン・ネッツでプレーする可能性があると報道。これはネッツのオーナー、ジョー・ツァイとリンが友好な関係を構築しているからである。
キャリア平均25.5分11.6得点2.8リバウンド4.3アシスト1.1スティールを誇るリンは、プレータイムさえ与えられれば今でも2ケタ得点することは可能だろう。はたして、今年のFA戦線でリンへオファーするNBAチームが出てくるのか。今後の展開が気になるところだ。