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10月9日(現地時間8日、日付は以下同)に『NBC Sports Bay Area』へ掲載された記事の中で、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)がチームの現状について語っていた。
『The Athletic』のティム・カワカミ記者のポッドキャスト番組「The TK Show」に出演したカーHCは「このチームはもっとたくましくなる必要があるのは確かだ。このチームがものすごくスキルが備わっていることは間違いない。でも非常にたくましいチームとは言えない。特にウイングのポジションでは多くの跳躍力とシュート力を失っているからね。センターのポジションでもそう。だから今、我々は自分たちが望むほど大きくもなければ、アスレティックなチームでもないんだ」と話していた。
今季リーグワーストの15勝50敗に終わったウォリアーズは、シーズン中にウィリー・コーリー・スタイン(現ダラス・マーベリックス)、アレック・バークス、グレン・ロビンソン3世(共に現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)を将来のドラフト指名権との交換で放出。
ミネソタ・ティンバーウルブズとのトレードでアンドリュー・ウィギンズと複数のドラフト指名権を獲得し、ディアンジェロ・ラッセル、オマリ・スペルマン、ジェイコブ・エバンスを失っており、選手層は薄くなってしまった。
とはいえ、来季は今季ケガのため長期離脱となったステフィン・カリー、今季全休したクレイ・トンプソン、ケガのため精彩を欠いたドレイモンド・グリーンという強固な基盤が復活する見込みのため、再び優勝争いに加わることが期待されている。
そしてケガ人続出という状況の中、エリック・パスカル、デイミオン・リー、マーキーズ・クリス、マイケル・ムルダー、カイ・ボウマンといった若手が成長している点もプラスに働くかもしれない。
もっとも、現時点ではドラフト1巡目全体2位指名権も行使しておらず、フリーエージェント(FA)戦線も幕を開けていないため、カーHCとボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)は来季のロースターが不完全だと認めている。
「我々はドラフト指名権があるし、フリーエージェントへ話すことができる。トレードに踏み込む可能性もある。ボブはきっと今のロースターは完成形にはほど遠いと言うだろうね」とカーHCは言う。
現在、NBAファイナルが佳境を迎えており、ドラフトは11月中旬に開催予定で、FA戦線は12月上旬に解禁される見込みだけに、ウィリアーズのように今季プレーオフ出場を逃したチームは来季に向けて着々と準備しているに違いない。
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