2020.12.11

今シーズン初の“東京ダービー”、両者ともに新戦力の出来が勝敗を左右

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

アルバルク東京vsサンロッカーズ渋谷(@アリーナ立川立飛)
第1戦:12月12日15時5分 第2戦:12月13日15時5分

 第1クォーターを終えて16点ビハインド、前半終了時点のスコアは26-52。12月9日に行われたB1第12節のホームゲームで、アルバルク東京はらしさを欠いた試合を披露してしまった。試合は立ち上がりからプレッシャーディフェンスが機能せず後手に。保岡龍斗に3本、多田武史に2本の3ポイントを浴びるなど、相手の思い切りの良さに押されて出鼻をくじかれた。何とか反撃の糸口を掴もうとするも、トリプルダブルを献上したカディーム・コールビーのブロックショットがさく裂。後半は小酒部泰暉が果敢なアタックでチームを鼓舞して一時13点差まで詰めたが、前半のビハインドがあまりにも大きすぎた。

 サンロッカーズ渋谷は前節、敵地でレバンガ北海道とのゲームを戦った。第2クォーターに失速したが、第3クォーターで盛り返し3点ビハインドで勝負の10分間へ。第4クォーターは、序盤にライアン・ケリーの4点プレーで逆転に成功すると、ジェームズ・マイケル・マカドゥが立て続けに8得点を稼ぐ活躍を披露。そのまま77-71で北海道を振り切った。

 今シーズン初となる“東京ダービー”の舞台はアリーナ立川立飛。東地区7位に転落したA東京が、中2日でどう立て直してくるのかに注目が集まる。チーム浮上のカギは、まだ同ダービーでの試合経験のない小酒部とデション・トーマスか。対するSR渋谷もマカドゥが初のA東京戦なだけに、新戦力の活躍に期待が高まる。

文=小沼克年

■ロスター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉 ※特別指定

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO