2022.03.08

【大阪vs富山】勝負のカギはリバウンド…大阪はドブラス、富山はスミスがキーマンに

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

大阪エヴェッサ vs 富山グラウジーズ(@おおきにアリーナ舞洲)
3月9日19時5分

 大阪エヴェッサは前節、島根スサノオマジックとの第2戦を85-68で制して連敗を「7」で止めた。第1クォーターから持ち味であるリバウンドからの速攻が機能し、24-9と主導権を握った。司令塔のディージェイ・ニュービルが25得点11アシストをマークしたほか、デイビッド・ドブラスは13リバウンドで攻防の起点に。高島紳司は28得点の活躍でチームを勢いづけた。

 一方の富山グラウジーズは前節、サンロッカーズ渋谷戦で1勝1敗。第1戦は78-91で落としたが、第2戦ではペイントエリアを支配して89-76で連敗を回避。ジョシュア・スミスが21得点11リバウンド、ブライス・ジョンソンが23得点18リバウンドで奮闘した。ゴール下で主導権を握れたことで、アウトサイドの攻撃も活性化し、第4クォーターには晴山ケビンが3ポイントシュートを3本決めた。

 両チームは2021年10月27日に対戦し、82-67で富山が勝利した。その時は富山が47本ものリバウンドを奪っており、今節もゴール下の攻防が勝負のカギを握りそうだ。

 大阪としては得意の速攻に持ち込むためにも、球際の争いで競り勝ちたい。ドブラスやアイラ・ブラウン竹内譲次がファウルトラブルを回避し、我慢強く戦えるかがポイントになるだろう。

 対する富山はスミスとジョンソンを中心に流れを引き寄せ、アウトサイドからリズムよく得点を奪いたいところ。代表活動から復帰が見込まれるドワイト・ラモスのパフォーマンスにも注目したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・大阪(HC:天日謙作)
青木龍史
エリエット・ドンリー
ジャワラジョセフ
デイビッド・ドブラス
ザック・モーア
高島紳司 ※特別指定
中村浩陸
橋本拓哉 ※インジュアリーリスト
竹内譲次
合田怜
飯尾文哉 ※特別指定
カイル・ハント
ディージェイ・ニュービル
木下誠
アイラ・ブラウン

・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
野﨑由之 ※特別指定
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
上田隼輔 ※特別指定
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

BASKETBALLKING VIDEO