観客動員は約2倍、Bリーグが集客面でスタートダッシュに成功

9132人の観客が集まった9月22日のBリーグ開幕戦 [写真]=新井賢一

 開幕当日は民放での生中継があり、翌日は新聞各紙を賑わせた。プロ野球が終盤戦を迎え盛りあがる中でも、話題を集めたBリーグ。NBLとbjリーグ、2つのリーグの統合によって、その人気はどこまで広がっているのか。

 Bリーグによると、昨年までの平均入場者数はNBLが1601人、bjリーグが2015人。今年に入ってからはBリーグ設立が決まった影響か、NBLが2063人、bjリーグが2145人といずれも観客数は増加している。

 22日、23日のアルバルク東京vs琉球ゴールデンキングスは、新リーグ開幕という歴史的なゲームだったこともあり、代々木第一体育館には初日に9132人、2日目に9461人が詰めかけた。24日と25日に開催されたB1リーグその他の8試合も入りは上々で、24日は6試合が満員に達した。そのうち最高が名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs京都ハンナリーズの5084人(24日)、最低の滋賀レイクスターズvsシーホース三河も2259人(24日)を記録しており2015-16シーズンの平均値を上回っている。

 開幕戦全18試合の平均入場者数は4157人と、今年のアベレージの約2倍。Bリーグ開幕による“特需”であることは否めないが、A東京vs琉球の開幕戦をはじめ各会場での演出も総じて評判が良く、リピーターが増える可能性は十分ある。この人気を一過性ではなく不動にするにはクラブや選手のさらなる努力が不可欠だ。

■Bリーグ開幕戦の入場者数
アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス
9/22 9132人
9/23 9461人

滋賀レイクスターズvsシーホース三河
9/24 2259人
9/25 2427人

栃木ブレックスvs秋田ノーザンハピネッツ
9/24 3843人
9/25 3870人

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs京都ハンナリーズ
9/24 5084人
9/25 4719人

千葉ジェッツvs仙台89ERS
9/24 4932人
9/25 3297人

大阪エヴェッサvsレバンガ北海道
9/24 3269人
9/25 2808人

横浜ビー・コルセアーズvsサンロッカーズ渋谷
9/24 3297人
9/25 3182人

富山グラウジーズvs新潟アルビレックスBB
9/24 4677人
9/25 2645人

三遠ネオフェニックスvs川崎ブレイブサンダース
9/24 3315人
9/25 2610人

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